2008年03月13日

元分離主義組織の中核幹部が射殺、ナラーティワートで

 12日未明、ナラーティワート県タークバイ郡内で、村長でもある妻(51)及び息子(12)を乗せ、学校周辺の警戒作業の為にバイクで現場に向かっていたイスラム系住民男性が、何者かに銃撃され、男性が死亡し、妻及び息子が重傷を負った。

 尚、報道によっては、3人が、自宅に押し入った3人前後と見られる一味に銃撃されたとするものもある。

 死亡した男性は、分離主義組織パッターニー統一解放機構(PULO)の元中核幹部で、6年前に転向して以降は、情報要員として分離主義組織の動向等に関する情報を当局側に提供していたことから、当局側は、報復目的での殺害と見て、村長でもある妻が襲撃のターゲットだった可能性も含めて捜査を開始した。

 また、同県バーヂョ郡内では、11日0:00過ぎ、51歳の副村長が、自宅前で車から降りたところで、付近で待ち伏せしていたと見られる人数不明の一味に銃撃され重傷を負った。

 一方、ヤッラー県ベートン郡内では、12日未明、モスクでの礼拝を終え、帰宅の為に村道内を歩行中だった36歳のイスラム系住民男性が、何者かに銃撃され死亡し、同県ラーマン郡内では、10日未明、29歳(報道により35)と71歳(報道により80)のイスラム系住民男女が、家に押し入った人数不明の一味に銃撃され死亡た。死亡した2人は孫と祖母(報道により息子と母親)の関係にあり、一部報道によると、祖母は膝痛の為に寝たきりの生活を送っていた。

 また、パッターニー県サーイブリー郡内では、11日朝、バイクで路上を走行中だった男性副村長が、バイクに乗った2人組に銃撃され死亡した。
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2008年03月10日

当局関係者に危害を加える目的で仕掛けられたバイク爆弾を回収

 9日午後、ヤッラー県県都内中心部にある旧市場付近で、発見された不審物の回収作業中に、現場から約200m離れた場所に駐車してあったバイクに爆発物が仕掛けられているのが発見され、回収処理が行われた。一味側が、不審物で当局関係者をおびき寄せた上で、バイク爆弾を起爆させる目的で仕掛けたが、幸い不発に終わったものと見られる。

 同県内ラーマン郡内では、8日未明、55歳と48歳のイスラム系住民夫婦が、押し入った人数不明の一味に銃撃され、2人とも死亡した。 

 また、ナラーティワート県ルゥーソ郡内では、9日10:00過ぎ、村道内をバイクで走行中だった59歳の副村長(イスラム教徒)が、何者かに銃撃され死亡した。

 一方、ヤッラー県ヤッハー郡内では、7日朝、同郡内や隣接するガーバン郡内に於ける分離主義運動に関与していた、幹部クラス3人を含む80人のイスラム系住民が当局側に出頭した。

 また、9日早朝には、軍・警察の合同チームが、ナラーティワート県タークバイ郡内で集中摘発を行い、RKKの地域幹部と見られる3人を含む6人の身柄を拘束した。逮捕された6人は、何れも宗教教師や、公立学校の臨時雇用教師の職にあり、これまでに教師の警護作業にあたっていた軍関係者を狙った爆破事件等に関与していたと見られている。
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2008年03月05日

タークバイの学校内で爆発、軍関係者4人が負傷

 4日15:00前、ナラーティワート県タークバイ郡内にある学校内で爆発が発生し、教師の警護作業にあたっていた軍関係者4人が負傷を負った。

 使用された爆発物は携帯電話を使用した遠隔起爆式のもので、軍関係者が休憩の際に使用している石製のベンチ脇にある立木付近に仕掛けられていた。

 この事件に先立つ4日昼過ぎには同県ランゲ郡内で、路上の警戒作業中だった軍関係車両の通過にあわせ爆発が発生したが、幸い人的な被害は無かった。

 また、同じくラング郡内では、3日深夜にも路上の警戒作業にあたっていた軍関係車両の通過に会わせ爆発が発生したが、幸い人的な被害は無かった。

 パッターニー県パナーレ郡内では4日18:00過ぎ、バイクに乗った2人組が自宅前にいた同郡助役に向け発砲し、目標を外れた銃弾が付近にいた助役の母親(69、イスラム教徒)に命中し死亡するという事件が発生した、また同県ヤッリン郡内では3日朝、自宅前で食品を販売中だった23歳のイスラム系住民女性がバイクに乗った2人組に銃撃され死亡した。

 ヤッラー県ラーマン郡内では4日夕方過ぎ、分離主義組織関係者の動向を調査中だった同郡ヂャグワ地区警察署所属の警察官3人と人数不明の一味との間で銃撃戦が発生し、警察官1人が死亡し2人が負傷を負った。一味側の被害状況は不明。
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2008年02月26日

ナラーティワートで爆破・銃撃戦、襲撃が相次ぐ

 24日20:00過ぎ、ナラーティワート県ヂョアイローン郡内で、人数不明の一味が検問作業を終え本隊に帰隊する為に路上を走行中だった軍関係車両の車列の通過に会わせ爆発物を起爆すると共に車列に向け銃を乱射し、数分間に渡り銃撃戦を展開した後に逃走し、この銃撃戦により軍関係者1人が負傷を負った。

 また、同日20:30過ぎには同県スンガイパーディー郡内で、バイクで乗り付けた2人組がイスラム系住民宅に押し入り屋内にいた夫婦に向け銃を乱射し、夫(50)が死亡し妻(35)が重傷を負った。

 パッターニー県内では25日7:00過ぎヤッラン郡内で、バイクで路上を走行中だった郡付きの自警組織員男性(イスラム教徒、34)がバイク2台に分乗した4人組に銃撃され死亡し、22日14:30過ぎにはノーンヂック郡内で、人数不明の一味が教師の警護作業中だった軍関係車両の通過に合わせ爆発物を起爆した上で銃を乱射し、約10分間に渡って銃撃戦を展開した後に逃走し、この爆破・銃撃戦により軍関係者1人が軽傷を負った。

 また、同県マーヨー郡内では22日15:00過ぎ、学校の敷地内にある休憩所付近に仕掛けられていた爆発物が爆発し、教師の警護作業にあたっていた軍関係者1人が軽傷を負った。

 ヤッラー県内では23日7:00前バンナンサター郡内で、路上の警戒作業にあたっていた国境警備警察隊の車列の通過にあわせ爆発物が爆発し、警察官1人が重傷を負った。
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2008年02月24日

PULO、南部住民の自決権と引換に南部情勢正常化を保証

 非公然分離主義組織であるパッターニー統一解放機構(PULO)側が、新政府に対して南部国境三県域内の自決権と引換に南部情勢の正常化を保証するとアピールしている事が明らかになった。

 スウェーデンに本拠地を置くPULOの代表と名乗るルークマン・ビー・リーマー氏はアピールの中で、新政府及び軍側が南部国境三県域内の住民の自決権を認めない限り情勢が最悪なレベルにまで悪化する事はあっても好転する事は一切あり得ないと指摘した上で、先にチャルゥム内務大臣が提案した域内の特別自治区化の是非を問う住民投票を実施し、住民自身の将来に対する判断を尊重する事が情勢正常化の鍵になると指摘した。

 しかし、現在南部国境三県域内で展開されている分離主義運動を主導しているとされるBRNコーディネートや傘下のRKKや新PULOを始めとする中小規模の新興分離主義組織とPULOとの関係やPULO側の影響力が明確になっておらず、またPULO以外の組織側から同様なアピールが為されていないことから、今回のアピールが域内住民や分離主義組織運動に直接手を下している組織側の意思を直接代行しているのか疑問視する向きもある。
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2008年02月23日

ヤッラーの大学構内で爆発、ナラーでは3ヶ所連続爆破

 22日10:00過ぎ、ヤッラー県県都内中心部にあるラーチャパット大学ヤッラー校の構内で爆発が発生し、同日昼までに学生及び大学職員3人の負傷が確認された。

 また。ナラーティワート県スンガイ・パーディー郡内中心部では22日6:30過ぎから7:00過ぎにかけて3ヶ所で連続して爆発が発生したが、幸い人的な被害は無かった。

 一方パッターニー県トゥンヤーンデーン郡内では22日9:00過ぎ、バイクの二人乗りで路上を走行中だった何れもイスラム教徒の地元行政機構評議会議員の男性(53)と住民男性(44)が、バイクに乗った2人組に銃撃され2人とも負傷を負い、21日21:00前にはパナーレ郡内で、何れもイスラム教徒の15歳と17歳の男性が礼拝を終えモスクから出てきたところで、バイクに乗った2人組に銃撃され15歳の男性が死亡し17歳の男性が負傷を負った。
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2008年02月22日

分離主義組織側が人口密集地から町村部へ活動のターゲットをシフト

 第四地区国軍本部のアカラ報道官は21日、南部国境三県域内に於ける一連の不穏な動きに関与している組織側が、組織の影響力を確保する為の活動ターゲットを都市部の人口密集地から町村部や山間部へシフトさせつつある事を明らかにした上で、依然組織側の影響下にあると見られるヤッラー県県都の一部地域や、バンナンサター郡、ターントー郡内で行われているものと同様な対策を該当地域で講じている事を明らかにした。

 同報道官によると、当局側による警戒態勢強化や地域住民に対する感化活動により組織側の活動が大きく妨げられている事がこの動きの背景にあると見られ、特にヤッラー県県都中心部を始め各県の県都や主要都市中心部でその傾向が強く見られるという。
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ナラーティワートの披露宴会場で銃撃、村長等出席者3人が重傷

 21日昼前、ナラーティワート県シーサコン郡内で、バイク2台に分乗した4人組が結婚披露宴に出席していた住民等に向け銃弾数発を発砲し、出席していた村長(56)等何れもイスラム教徒の住民3人が重傷を負った。

 また先立つ20日20:00過ぎには、同県ヂョアイローン郡内のモスク前にある三叉路付近で、複数手に別れた人数不明の一味が軍関係車両の通過にあわせ爆発物を爆破させ2人の重傷者を含む6人の軍関係者に負傷を負わせ、更に付近で警戒作業にあたっている最中に爆発発生の通報を受け現場に急行していた軍関係車両に向け銃を乱射し、約10分間に渡って銃撃戦を展開した後に路上に鋲を撒きながら逃走するという事件が発生した。尚、銃撃戦による人的な被害は確認されていない。
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2008年02月17日

パッターニーの茶店内で銃撃、住民1人が死亡

 16日6:30過ぎ、パッターニー県パナーレ郡内で、茶店内で飲食中だった32歳のイスラム系住民男性が、押し入った2人組の男に銃撃され死亡した。2人組はバイクで逃走した。尚、報道によっては、男性が自宅前でお茶を飲んでいる最中に銃撃されたとするものもある。

 男性は、政府が進める雇用推進策により村の警備にあたる職についていた。

 パッターニー県内では、15日11:00前にヤッラン郡内で、バイク2台に分乗した4人組が軍関係者が運転する小型トラックに向け銃を発砲するという事件が発生したが、幸い銃弾がそれ軍関係者は難を逃れた。尚、報道によっては4人組が自治体庁舎に向け銃を乱射したが、幸い人的な被害はなかったとするものもある

 また、同県ヤッリン郡内では15日午後、路上脇に潜んでいた人数不明の一味がガムナン(43)が運転する車に向け銃を乱射し、何れもイスラム教徒のガムナン及び同乗していた地元行政機構評議員の男性(41)が重傷を負った。

 ナラーティワート県内では、ヂョアイローン郡内で15日6:00過ぎ、電柱下付近に仕掛けられていた爆発物が爆発したが、人的な被害は無かった。路上に鋲が撒かれているとの通報を受け現場に向かっていた軍関係車両を狙って起爆したと見られるが、起爆のタイミングが遅く人的な被害は無かった。同郡内では、15日未明に複数箇所で鋲が路上に撒かれたり燃えたタイヤやが路上に放置されるなどした。

 また、同県ランゲ郡内では16日早朝、集中摘発作業中だった当局関係者と人数不明の一味との間で約30分間に渡る銃撃戦が発生し、一味側に属していたイスラム系の男(48)が重傷を負い当局側に身柄を確保された。

 一方、パッターニー県の裁判所は15日、2005年10月15日に同県パーナレ郡内で発生した僧侶が殺害された上で遺体に火を放たれた事件に関与したとして起訴されていた11人の被告の内5人に対して終身刑、残りの6人に対しては証拠不十分であるとして無罪の判決を下した。
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2008年02月15日

ナラーティワートで銃撃戦、一味側1人が重傷

 14日午後、ナラーティワート県スンガイパーディー郡内で、集中摘発作業中だった当局関係者と6人組と見られる一味との間で約20分間に渡る銃撃戦が発生し、重傷を負った一味側1人が身柄を拘束され、残りの一味が逃走するという事件が発生した。

 この集中摘発によりゴム農園内に隠匿されていた銃器類や銃弾、一味側が潜伏中に使用していたと見られる生活用品等が押収された。

 この事件に先立ち14日7:00過ぎには同県ルゥーソ郡内でゴムの買い付けの為に住民宅を巡回中だった何れもイスラム教徒のゴム取引業者の男女3人が5人組と見られる一味に銃撃され男性2人が死亡し女性1人が重傷を負った。

 一方、ヤッラー県内では14日6:00頃ラーマン郡内で、ゴム農園に作業に向かうためにバイクの二人乗りで路上を走行中だった32歳と30歳のイスラム系住民夫婦がバイクに乗った2人組に銃撃され、夫が死亡し妻は難を逃れるという事件が、更に同日7:00過ぎにはバンナンサター郡内で、ゴム農園内で作業中だった元自警組織員を夫に持つ49歳(報道により46歳)の女性と24歳(報道により26歳)の娘が人数不明の一味に銃撃され2人とも重傷を負うという事件が発生した。

尚、バンナンサター郡内で発生した事件に関しては、目撃証言に基づき地元に住む42歳と26歳のイスラム系の男2人が逮捕されているが、何れも容疑を否認しているという。

 また、パッターニー県内では14日14:00過ぎマイゲーン郡内で、教師の警護作業に向かうために路上を走行中だった軍関係車両の通過にあわせ爆発物が爆発し、軍関係者1人が負傷を負い、更に爆発発生後周辺の路上の警戒作業にあたっていた軍関係者が村道の入り口付近で不審物を発見し、調査の為に近づいたところで不審物が爆発するという事件が発生したが、幸い人的な被害は無かった。
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2008年02月14日

パッターニーで副村長が射殺

 13日8:00前、パッターニー県ガポー郡内で、バイクで路上を走行中だった副村長(33、イスラム教徒)が、バイクに乗った2人組に銃撃され重傷を負い搬送先の病院で死亡した。

 また、同日昼前には同じくガポー郡内の路上脇で、爆発物が発見され回収された。警戒作業にあたる当局関係車両に危害を加える目的で仕掛けたものと見られる。

 更に同日14:00前には同県県都内でバイク2台に分乗した4人組が、バイクで路上を走行中だった国境警備警察隊に所属する警察官に向け銃を発砲したが、銃弾が目標を外れ警察官には被害は無かった。

 一方12日夕方過ぎには、同県トゥンヤーンデーン郡内で、村道内をパトロール中だった郡警察関係者と不審な一味との間で銃撃戦が発生し、一味側1人が死亡した。調べによると、事情聴取の為に連行しようとしたモスク付近にいた不審な一味が連行を振り切り銃を発砲しながら逃走した際に銃撃戦となった。
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2008年02月13日

パッターニーで射殺体に火、ナラーでは空港近くで爆発物

 11日深夜、パッターニー県マイゲーン郡内の路上で、バイクで路上を走行中だった40歳の仏教系住民が、何者かに射殺された上で遺体に火を放たれるという事件が発生した。

 一方12日午前、ナラーティワート県県都内の橋の袂付近で爆発物が発見され回収処理が行われた。発見された地点がナラーティワート空港の滑走路の末端付近だったことを受け当局側は同空港及び空港へ通じる路線の警戒を24時間体制で強化する方針を決定した。

 また12日10:00過ぎ、ナラーティワート県ランゲ郡内にあるモスク付近の路上で銃撃事件が発生し、地元行政機構の評議員及び住民の2人が死亡した。

 ヤッラー県内では11日夜半にターントー郡内で人数不明の一味が警戒作業中だった国境警備警察隊に向け銃を乱射し、数分間に渡って銃撃戦を展開した後に逃走し、警察官4人が負傷を負い、また同日深夜にはラーマン郡内にある二ヶ所の警察署に向けた銃乱射事件が発生したが、幸い人的な被害は確認されなかった。
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2008年02月12日

南部でヴァレンタインを中心とした破壊活動がを計画との情報

 南部国境三県域に展開する安全保障当局は11日、ヴァレンタイン・デーを中心に爆破事件等が頻発しているヤッラー県県都内中心部等をターゲットにした破壊活動が計画されている恐れがあるとして公共施設や人が集まる場所等を中心に警戒態勢を強化した事を明らかにした。

 情報当局筋によると、分離主義組織側が若者等を中心に多くの市民が娯楽施設や飲食店に出かけるヴァレンタイン・デーを中心に11日から15日にかけて破壊活動を計画しているとの情報を得ているという。
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2008年02月05日

パッターニーで式典の最中に爆破、1人が死亡し郡長等10人前後が重軽傷

 4日13:00過ぎ、パッターニー県マーヨー郡内の船着き場で、郡庁関係者や宗教関係者、地域リーダーや住民等約1,000人が参加した開催されたイスラム系住民子弟向けの全寮制学校の開校を祝う式典の終了を記念した魚の放流を行っている最中に爆発が発生し、初期報道段階で1人が死亡し重傷者2人を含む11人が負傷を負った。尚、報道によっては死亡者は確認されていないとするものもある。

 重傷者には式典を主催した郡長も含まれる。

 一方、ヤッラー県県都内ラムマイ地区では4日昼過ぎ、飲食店付近に仕掛けられていた爆発物が爆発し警察官3人、住民3人が負傷を負った。

* 以上4日16:00までに確認できた報道に基づきます。尚、30日以降のその他の南部情勢関連に関しては別途まとめて掲載する予定でおります。
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2008年02月02日

南部国境三県域で警戒態勢を強化、大量のダイナマイトの押収を受け

 南部国境三県域の治安・安全保障当局は1日、中国正月期間を中心にした大規模な破壊活動が計画されている恐れがあるとして警戒態勢を強化した事を明らかにした。

 この措置は、大規模な破壊活動に向けマレーシア領内から大量の爆発物等をタイ領内に持ち込む動きがあるとの情報に基づき1日未明にヤッラー県ラーマン郡オアイユゥウェーン地区の山間部で行われた集中摘発により、地中から75発のダイナマイトや信管、配線材料等が使用可能な状態で発見、押収された事を受けた措置で、非公然分離主義組織のRKKが中国正月期間を中心にした大規模な破壊活動を実行する為に確保していたものと見られる。

 またRKKが、ヤッラー県のターントー郡、バンナンサター郡、ラーマン郡及びヤッハー郡内に所在する組織員に爆発物の配布を進めているとの情報に基づき、当該地域内に於けるRKKの動向の監視が強化された。
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2008年01月28日

南部情勢 (24-27日)

・24日15:00過ぎ、ナラーティワート県ヂャネ郡内で、村長宅前付近に仕掛けられていた爆発物が爆発。人的な被害は無し。

・24日17:30過ぎ、パッターニー県ヤッラン郡内で、車を運転中だった51歳の地元教職員貯蓄組合理事長の男性が、何者かに銃撃され死亡。実行グループは路上に爆発物に見せかけた不審物を放置しながら逃走。

・24日18:00過ぎ、ヤッラー県バンナンサター郡内で、27歳のイスラム系住民男性が自宅に入ろうとしたところで、付近で待ち伏せをしていた何者かに銃撃され死亡。

・25日未明、パッターニー県県都内で、元パッターニー県森林局局長の男性(81)宅に向けM79型小型榴弾が投げ込まれる。家屋や車庫に僅かな損傷をもたらしただけで家人には被害はない。

・25日6:30過ぎ、ヤッラー県ヤッハー郡内で、人数不明の一味が路上の警戒作業にあたっていた軍関係車両の通過に会わせ爆発物を爆発させた上で銃を乱射し、数分間にわたって銃撃戦を展開した後に逃走。軍側に人的な被害は無し。

・25日10:00過ぎ、パッターニー県サーイブリー郡内で、小型トラックに乗った人数不明の一味が広報活動に向かう途上だった軍関係者を乗せた車両に向け銃を乱射。軍関係者側に人的な被害は無し。

・25日夕方、ヤッラー県ラーマン郡内で、人数不明の一味が教師の警護作業にあたっていた軍関係車両の通過に会わせ爆発物を起爆するも不発に終わる。

・25日夕方過ぎ、パッターニー県コークポー郡内で、バイクに乗った2人組が、市場へ買い出しに向かうためにバイクの2人乗りで路上を走行中だったイスラム系住民夫婦に向け銃撃し、55歳の夫が死亡し妻が負傷。

・25日夜半、ヤッラー県グロンピナン郡内で、モスクへ礼拝に向かうためにバイクで路上を走行中だったイスラム系住民男性(49)が、バイクに乗った2人組に銃撃され死亡。男性は郡付きの自警防衛組織員だった。

・26日8:30過ぎ、ヤッラー県県都内で、車を運転中だった35歳の村長(イスラム教徒)が、小型トラックに乗った人数不明の一味に銃撃され死亡。当局側は、死亡した村長の実弟が、分離主義組織の実行部隊幹部として身柄を追われていることから、口封じ目的だった可能性を含め捜査。

・27日朝、ナラーティワート県ルゥーソ郡内で、破壊活動実行に向けた謀議が行われているとの情報に基づき集中摘発作業に乗り出していた当局側と約10人と見られる一味側との間で銃撃戦が発生し、一味側2人が射殺。他に一味側1人の身柄を拘束したとの報道もある。

・27日13:00前、パッターニー県パナーレ郡内の村道で、35歳のイスラム系住民男性が何者かに銃撃され死亡。

・27日13:30過ぎ、パッターニー県ヤッラン郡内で、住民が何者かに銃撃され死亡。詳細に関しては報じられず。
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2008年01月25日

南部情勢 (21-24日)

・21日14:00前、ヤッラー県バンナンサター郡内で、ゴム農園内で作業中だった40歳のイスラム系住民男性が、何者かに銃撃され死亡。

・21日14:00前、パッターニー県トゥンヤーンデーン郡内で、バイクに乗った2人組が汲み取り作業中だった5人の作業員に向け銃を乱射し、39歳と38歳の男女が死亡。

・22日9:00過ぎ、パッターニー県ヤッラン郡内で、モスクの敷地内に潜んでいたと見られる人数不明の一味が、路上の警戒作業中だった軍関係車両に向け銃を乱射し、軍関係者1人が死亡し2人が負傷。

・22日9:30過ぎ、パッターニー県ヤッリン郡内で、車を運転中だった地元行政機構評議会議長の男性(70、イスラム教徒)が、人数不明の一味に銃撃され死亡。現場は、軍師団の駐屯地前。

・22日昼過ぎ、ヤッラー県ベートン郡内で、300人前後の住民が幹線道路を封鎖し、11日に何者かによって殺害された23歳の男性が当局側によって殺害された疑いがあるとして公正な捜査を要求する抗議活動を展開。最終的に当局側が公正な捜査を約束し夕方過ぎまでに散会。

・22日22:00前、パッターニー県サーイブリー郡内で、茶店での飲食を終え帰宅の為に村道内を徒歩で移動中だった45歳のイスラム系住民男性が何者かに銃撃され死亡。男性は、元地元行政機構評議会議員候補。

・23日5:00過ぎ、パッターニー県トゥンヤーンデーン郡内で、人数不明の一味が、交替の為にハート・ヤイにある本隊に帰隊する途上にあった軍関係車両の通過に会わせ爆発物を爆発させた上で銃を乱射し、数分間に渡って銃撃戦を展開した後に逃走し、この爆発・銃撃戦により重傷者4人を含む7人の軍関係者が負傷。

・23日夕方過ぎ、ナラーティワート県ランゲ郡内で、人数不明の一味が路上の警戒作業にあたっていた軍関係車両の通過にあわせ爆発物を爆発させた上で銃を乱射し、数分間に渡って銃撃戦を展開した後に逃走し、この爆発・銃撃戦により軍関係者5人が負傷。

・23日夜半、ヤッラー県県都内ラムパヤー地区で、学校の警戒作業に向かう途上にあった地元行政機構評議会議員の男性が何者かに銃撃され死亡。

24日8:00前、パッターニー県コークポー郡内で、出勤途上にあった男性教師(46)がバイクに乗った2人組に銃撃され死亡。当局側は緊急配備を敷き2人組の行方を追った結果、同日昼前までに22歳と26歳の2人組の男の身柄を銃撃戦の末拘束。

 銃撃戦の際に負った傷の治療の為に搬送された病院で行われた事情聴取で2人組は、コークポー郡内の大物幹部から"最後の仕事"として教師の殺害を命じられ、モスク内で銃器類を受けとり、誓いの儀式を終えた後に犯行に及び、犯行後は組織の実働部隊員としての活動から離れバンコク等の地域外で潜伏生活を送る予定だったこと、2004年4月28日に発生したグルゥーセ・モスク籠城事件にも関与していた"ターリーガット"なる組織の構成員であることを告白する等、事件の背後関係に関する具体的な証言を行っているという。


・24日9:30過ぎ、ヤッラー県県都内ターセ地区で、バイク3台に分乗した6人組が、副村長(37、イスラム教徒)の自宅に押し入り副村長を射殺した上で、住民を牽制する為に空に銃弾を発砲しながら逃走。6人組は、何れも英語でPOLICEと書かれた警察の制服状の服を着込んでいた。
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2008年01月22日

首相、当局側による南部の一味への情報漏洩を認める

 スラユット首相は21日、南部国境三県域における一連の不穏な動きに関与している一味に機密情報を漏らしている軍関係者がいることを認めた。

 これは、南部視察の為にソンクラー県に向け飛び立つ前に記者団に語られたもので、スラユット首相は、一味側の手足には成り下がっていないものの、軍側の機密情報を一味側に漏らしていた軍関係者が存在しているのは事実であるとした上で、情報の漏洩問題は全ての関係機関で今後も起こりえるとして最優先で対策を講じるべき問題であるとの考えを示した。

 また、情勢再悪化の兆しが見え始めている事に関しては、短期間で情勢を安定させる事は不可能であるとした上で、いずれにしても既に住民側から対策に役立つ重要な情報が寄せられているなど、当局側に有利な状況にあり、今後情報収集面を強化し、収集された情報をしっかりとフォローする体制を築き上げることが対策の鍵を握る事になるとの考えを示した。

 一方、南部視察の為に訪れるスラユット首相一行を迎え撃つように、ナラーティワート県ルゥーソ郡内で、人数不明の一味が線路上の安全確認作業終え駐留地に戻る為に徒歩で移動中だった軍関係者を狙って爆発物を爆発させた上で銃を乱射し、約5分間に渡って銃撃戦を展開した後に逃走するという事件が発生し、この爆発及び銃撃戦により軍関係者8人が負傷を負った。

 また、パッターニー県県都内では同日朝、バイクで路上を走行中だった40歳のイスラム系住民男性が、人数不明の一味(報道によりバイクで後を着けていた2人組とするものもある)に銃撃され死亡した。男性は軍の情報要員だった。
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2008年01月21日

南部情勢 (15-20日)

・15日午前、ソンクラー県サダオ郡中心部で、バイクで路上を走行中だった50歳の男性が、道路を挟んで二手に分かれ待ち受けていた2人組に銃撃され死亡。実行犯の内の1人は報復射撃で負傷を負った状態で逃走中との報道もある。警察側は、元国境警備警察所属の男性が闇宝くじ等の地下経済に関与していた他、少なくとも2件の殺人事件に関係していた容疑で捜査線上に浮かんでいたことから、地下経済絡みの抗争が事件の背景にある可能性が強いと見て捜査を開始。南部情勢との関係は極めて薄いと見られる。

・16日朝、ヤッラー県ヤッハー郡内で、人数不明の一味が路上の警戒作業中だった軍関係車両の通過に合わせ爆発物を爆破させると共に銃を乱射し、約10分間に渡って銃撃戦を展開した後に逃走。この爆破・銃撃戦により軍関係者3人が負傷。

・16日朝、パッターニー県サーイブリー郡内で、バイク2台に分乗して乗り付けた4人組が茶店に押し入り、店内で友人等と一緒に飲食中だった52歳の村長を射殺し逃走。

・16日17:30前、パッターニー県ヤッラン郡内で、私立イスラム教学校のオーナー兼宗教教師(53)が、学校の建設現場付近でバイクに乗った2人組に銃撃され重傷。

・17日夕方、ナラーティワート県ヂャネ郡内で、人数不明の一味が軍の臨時駐留地に向け銃を乱射し、数分間に渡って銃撃戦を展開した後に逃走。この銃撃戦で一味側1人が射殺。軍側に人的な被害は無し。

・18日15:00頃、パッターニー県ヤッラン郡内で、人数不明の一味が路上の警戒作業にあたっていた軍関係車両の通過にあわせ爆発物を爆発させると共に銃を乱射し、数分間に渡って銃撃戦を展開した後に逃走。この爆破・銃撃戦で軍関係者1人が死亡し2人が重傷。

・19日13:00過ぎ、ヤッラー県県都内サテーン地区で、バイクの2人乗りで路上を走行中だった仏教系系住民夫婦がバイクに乗った2人組に銃撃され、夫(44)が死亡。妻(39)は難を逃れる。当局側は夫婦が豚肉店を開いている市場内での対立が事件の背景にある可能性も含めて捜査。

19日夕方前、パッターニー県県都内で、52歳の地区保健所所長の男性がバイクに乗った2人組に銃撃され死亡。男性はパッターニー県イスラム教委員会委員長で国家立法議会議員でもあるウェードゥーラーメー・マミンヂ氏の甥で、同委員長の自宅から帰宅の途上に銃撃された。

・19日17:30過ぎ、ヤッラー県ラーマン郡内で、村道内をバイクで走行中だった20歳のイスラム系住民男性が、バイクに乗った2人組に銃撃され死亡。男性は警察の情報要員だった。

・20日朝、パッターニー県コークポー郡内で、バイクで路上を走行中だった54歳の建設作業員男性が、バイクに乗った2人組に銃撃され死亡。男性は同県メーラーン郡内の村自警組織に所属していた。

・20日20:00前、ヤッラー県県都内ユポー地区で、村民用の休憩所兼新聞掲示所(村自警組織の検問所)の建設作業中だった、何れもイスラム教徒の副村長(44)と住民男性(43)が、バイク2台に分乗した4人組に銃撃され2人とも死亡。尚、報道によってはモスク前に集まっていた住民に向けた銃乱射により、2人が死亡し、複数人が負傷を負ったとするものもある。
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2008年01月20日

南部の一味は既に虫の息

 第四国内治安作戦部隊指令本部のアカラ報道官は19日、南部国境三県域内に於ける一連の不穏な動きに関与している一味側が既に虫の息の状況に置かれているとの考えを示した。

 同報道官によると、これまでに行われた集中摘発等により、多くの関係者が逮捕ないしは殺害され、更に当局側による厳しい対策により地域の若者を煽動したり新たなメンバーとして誘い入れる事もできない、八方ふさがりな状況に一味側が置かれているのだという。
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