2007年11月18日

大衆政策は王室の権威失墜を狙ったものする旧政権復権阻止を意図した機密文書が存在

 パラン・プラチャーチョン党のサマック党首は16日夜、サナームルワンで約2万人前後の支持者等を集め開催された立会演説会の際に、旧タイ・ラック・タイ党が進めてきた大衆政策が王室の権威失墜を狙ったものであると指摘した同党の権力奪取の阻止を意図した権力側の機密文書が各機関に配布されている事を明らかにした。

 更に、サマック党首は壇上で、多くの時間をクーデター勢力や民主党に対する攻撃発言に費やしたものの、党の政策に関してはタイ・ラック・タイ党が政権時代に取り組んだ政策の復活をメインとした説明に終始し、特に目新しい公約の提示は為されなかった。

 一方、副内務大臣だったチャーッチャーイ政権時代にマスコミ弾圧に関与していた事で知られるチャルゥム・ユーバムルン警察大尉は、政権奪取後にサマック党首を首相とした政権が誕生した暁には、自ら内務大臣に就任しタクシン政権が遂行してきた麻薬撲滅戦争政策に取り組む意向を明らかにすると共に、タクシン前首相の早期帰国実現に取り組み自らスワンナプーム国際空港で帰国を出迎える方針を明らかにした。

 16日夜開催された同党の立会演説会には、今回の総選挙に出馬していないチャート・タイ党副党首のチューウィット・ガモンウィシット氏の姿も見られた。同氏は、一有権者として会場に現れたスダーラット・ゲーユーラパン女史の質問に対して、真相を聞くために来場したと語っていたという。

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2007年11月17日

選挙委、旧政権党幹部の選挙演説等を禁じる決定

 選挙委員会は16日、憲法裁判所で下された解党命令に伴い向こう5年間に渡って被選挙権が剥奪された111人の元タイ・ラック・タイ党幹部が政党の立会演説会に立つことや、政党の候補者と一緒に写真を掲載した選挙用ポスター等を選挙活動に使用する事を禁止する決定を下した。

 決定が下された16日夕方には、サナームルワンで行われる旧タイ・ラック・タイ党系のパラン・プラチャーチョン党の立会演説会にビデオ会議システムを使用してタクシン前首相が登場する予定になっていた。

 一方、選挙期間にあわせて2007年憲法を批判する文書が出回っている事に関しては、同委員会側は選挙違反に該当する可能性を視野に、文書の政治的意図や政党の関与について調査を進めている事を明らかにしている。

 尚、パラン・プラチャーチョン党側の主張に酷似しているとされる当該文書について同党側は関与を否定している。

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プラウェート氏、草の根レベルからの民主主義の復興の重要性を説く

 長老学識経験者のプラウェート・ワシー氏は16日行われた講演の中で、草の根レベルからの国民参加による民主主義復興の重要性を説いた。

 講演の中でプラウェート氏は、単に民主主義体制に体制を戻すだけで無く、政府が各地のコミュニティーを盤石なものにすると共に、コミュニティーの住民参加による民主主義の復興に取り組まない限り国民の問題を解決する事は不可能であると指摘した。

 その際、プラウェート氏は草の根レベルからの民主主義の復興を草の根レベルから建立が開始されたチェディーに喩え、自ら主導して草の根レベルにチェディーを建立しようとするような政党の政策は、住民参加による民主主義の復興とは根本的に異なると指摘した上で、各政党は選挙演説の場を地域の住民の考えを吸収する場にすることが重要であると指摘した。

 また、プラウェート氏は、本人の意思が有る無しに拘わらずタクシン前首相の言動が票の動向に影響を与え得るとした上で、総選挙後も新体制側と旧タクシン政権側との間の対立が継続するとの考えを示した。

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10億バーツ訴訟のリーナー・ヂャンが小政党から出馬

 擁立の約束を反故にしたとしてマッチマーティパッタイ党のプラチャイ党首を相手取り10億バーツの損害賠償を請求する訴訟を提訴した事で話題になったリーナー・ヂャンことリーナー・ヂャンヂャンヂャー女史が、中選挙区候補者受付の最終日となった16日に小政党のパラン・ペーンディン・タイ党擁立候補として出馬登録を行った。リーナー女史が出馬する選挙区はバンコク第四地区選挙区。

 登録受け付け後リーナー女史は、同じ選挙区から出馬しているマッチマーティパッタイ党地区幹部長のラチャット・ピシットラバンナゴン大尉を打ち負かし当選を決めてみせると宣言し、集まった支持者や選挙運動員の喝采を浴びた。

参考
リーナー・ヂャン、擁立を見送ったマッチマー党党首に10億の損害賠償請求

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2007年11月16日

元オーソーモートCEOがタクシンの代理人の代理でディベートに

 15日付けのネーション紙によると、頑なに民主党のアピシット党首との直接討論を拒んでいるパラン・プラチャーチョン党のサマック党首に代わって、同党比例代表区候補で元オーソーモートー社(MCOT、旧タイマスコミ公社)最高経営責任者のミンクワン・サンスワン氏が直接討論に参加する見通しであるという。

 消息筋によると、この動きは一連のサマック党首によるマスコミに対する発言や直接討論を忌諱する姿勢が与える首都圏の支持動向への影響を危惧したタクシン前首相夫人のポヂャマーン・チンナワット女史のアドバイスによるもので、これによりサマック党首の顔を立てる事が出来るだけでなく首都圏に於ける支持率の回復も期待できるのだという。

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2007年11月15日

タクシン前首相、政治活動家に対して名誉毀損訴訟を提訴

 裁判所は14日、タクシン前首相が10月14日組として知られる政治活動家のプラサーン・ムリックピタック氏を相手取り提訴した名誉毀損訴訟を受理する決定を下した。

 第一回公判は来年1月21日に開かれる予定。

 訴状の中でタクシン前首相側は、プラサーン氏が国内広報小委員会委員長だった時代に、アメリカの通商代表部がタイ国内に於ける知的所有権の侵害状況に鑑みタイを監視対象国指定から特別監視対象国にランクを切り上げたのは、アメリカの製薬会社が知的所有権を保有する薬剤の独自生産に乗り出そうとしたタイ側の動きに抗議する製薬会社に便乗したタクシン前首相が雇ったロビイスト会社がスラユット政権の信用失墜を狙ってアメリカの外交当局へ働きかけた結果であるとする事実に基づかない指摘により名誉を傷つけられたと指摘している。

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タクシンの代理人、意地でもアピシット氏とのディベートに応じず

 民主党のアピシット党首は14日、頑なに同氏との討論への参加を拒否しているパラン・プラチャーチョン党のサマック党首に対して、全く無意味な理由をつけて討論への参加を拒否していると指摘すると共に、先にサマック党首がハンサムな男は危険だと発言しアピシット党首を批判したことに対しては、発言の真意を測りかねるとした上で、この様な時間を浪費するだけの無駄な発言を繰り返すことなく国民の最大の関心事である国家・国民の将来に重きを置いた発言を心掛けるべきであると指摘した。

 この発言は同日朝、政権期間中頑なに野党党首との直接討論を拒絶し続けてきたタクシン前首相の代理人を自認するサマック党首が、経験面からして格が違うアピシット党首と直接討論を行う事は階級が違うボクサー同士が試合をするのに等しく意義を見いだすことが出来ないと語り、あらためて同党首との直接討論を拒絶する意向を示した事を受けたもの。

 一方、サマック党首は、民主党とチャート・タイ党がパラン・プラチャーチョン党を孤立させるために総選挙後に政治連合を結成する事で合意に至っている事に関しては、まずバンハーン党首は果たして民主党が政権を取ることができるのかよく考えると共に、バンハーン政権時代に噴出した父親が中国国籍であるとの疑惑に対して執拗に攻撃を繰り返した民主党に対して一貫してバンハーン氏を助けたのが自分(サマック党首)だったという事を忘れるべきではないと凄んで見せた。

 また、サマック党首は他の政党が東北地方から立候補した9人の自党の候補の買収に動いている事を明らかにしたが、選挙法に違反する恐れがあるとして詳細への言及は避けた。

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2007年11月13日

旧政権党幹部の法的な活動許容範囲を検討する為の専門委員会を設置

 選挙委員会は12日、憲法裁判所による解党判断により被選挙権が剥奪された旧タイ・ラック・タイ党幹部111人の動向を調査し、法律で認められた政治活動の範囲を検討する為の専門委員会を設置した事を明らかにした。

 委員長には元憲法起草議会議長のノラニット・セータブット氏が就き、今後擁立候補の選定作業に深く関与したとされている旧幹部らの動向を調査すると共に、タクシン前首相を始めとした旧幹部の写真を使用した選挙用ポスターの違法性を始めとした旧幹部が絡む政治活動の法的な許容範囲の検討を行う予定。

 一方、同委員会のソットシリー委員は、新選挙法に基づき各政党に割り当てられた投票番号により大量の無効票が出る可能性がある事を認めた上で、有権者に対して事前に中選挙区と比例代表区で政党の投票番号が異なることを理解した上で慎重には慎重を期した上で投票を行って欲しいと訴えた。

 これは、中選挙区と比例代表区で各政党に割り振られる投票番号の体系が異なり、選挙区内では各政党の複数の候補者にそれぞれ独自の投票番号が割り振られることにより有権者が混乱し大量の無効票がでる可能性があると指摘されていることを追認したもの。

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ソンティ副首相、上下院選出馬は否定も次期政権参画の可能性に含み

 クーデターを主導した元国家安全保障評議会議長のソンティ副首相は12日、上下院選への出馬の可能性を明確に否定した上で、要請があれば次期政権に閣入りする用意がある事を明らかにした。

 発言の中でソンティ副首相は、これまで態度を明確にしてこなかったのは一種の深謀深慮だった事を認めた上で、少なくとも総選挙終了までは政界に進出する考えは無いとしたが、仮に新政府から閣入りの打診があった場合は検討する用意があると語った。

 一方、先にスワン・ドゥシット・ポールが行った調査で旧政権系のパラン・プラチャーチョン党が優勢であるとの結果が出ている事に関しては、同党が政権を奪取しサマック党首が首相につくかは国民が決めることで、また被選挙権が剥奪された旧政権党幹部111人に対する恩赦法の制定も法的に可能であるとの考えを示した上で、何れにしても国民は良き人物に次期政権を委ねる判断を下すことになるだろうとの考えを示した。

* グサローバーイを意訳して深謀深慮としました

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タクシンの代理人、マスコミの非難は票の趨勢に影響せず

 パラン・プラチャーチョン党のサマック党首は12日、新聞記者協会側による同氏の言動を非難する声明が同党への票動向に影響する可能性は極めて低いとの考えを示した上で、むしろ有権者側にどちら側につくべきか正しく判断する機会を与えてくれた協会側に感謝したいくらいだとまで言い切った。 これは、同日から開始された中選挙区候補の受付会場で記者団の質問に答えたもの。

 サマック氏は、協会側による非難声明がバンコク選挙区の票動向に影響を与える可能性に関しては否定しなかったが、それでも同選挙区内で過半数の議席を確保できる状況には変わりはなく、また地方票に関しては殆ど影響を与えないとの考えを示した上で、協会側に対して元タイ・ラック・タイ党幹部のスダーラット・ゲーユラパン女史やネーウィン・チットチョープ氏の名前を出すような恣意的な取材を行うべきではないと指摘すると共に、選挙委員会に対して差別的な対応をとる事無く同様に政党活動への関与が禁じられているソムキット・ヂャートゥシピタック氏やスワット・リプタパンロップ氏、スラギアット・サティヤンラタイ氏等の擁立候補選定作業へ関与した疑惑に関しても等しく調査の対象にするべきであると指摘した。

 一方、一貫して政党間の合同討論会への参加を拒否してきたタクシン前首相の代理人を自認するサマック氏は、過去にバンコク特別自治体知事選挙で100万票以上の票を獲得した者として合同討論会に参加する意義を見いだせないと語り、合同討論会への参加を拒否する姿勢を見せた。

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リーナー・ヂャン、擁立を見送ったマッチマー党党首に10億の損害賠償請求

 チャワリット元首相を政権の座から追い落とした市民運動の火付け役を自認するリーナー・ヂャンことリーナー・ヂャンヂャンヂャー女史は12日朝、同日から開始された中選挙区立候補登録の受付会場前で、事前予告無しに同女史の擁立を見送ったマッチマーティパッタイ党のプラチャイ党首に対して10億バーツの損害賠償を求める訴訟を提訴する方針を明らかにした。

 リーナー女史は、バンコク特別自治体知事選の際に、キャバレーショーのニューハーフダンサーを引き連れた選挙活動が選挙法で禁じられた候補者による催事の主催行為に該当するとして失格になり、また先の上院選ではバンコク選挙区から立候補し落選していた他、最近までch5で放映されていた困窮している市民を救済する番組等に出演していた。

 大勢の選挙運動員や支持者を引き連れ現れた登録会場前で擁立見送りを知ったというリーナー女史は、党として擁立を内定した事を認めたプラチャイ党首の署名入りの書類を公開した上で、事前の約束を反故にし比例代表区だけでなく中選挙区でも擁立を見送った同党首に対して10億バーツの損害賠償の支払いを要求するとした。

 更にリーナー女史は、立候補辞退の見返りに100万バーツを提供するとの党からの申し出を拒絶していた事を明らかにした上で、かかる行為が政党による候補者への買収行為に該当するか選挙委員会に対して調査を申し出るとした。

 尚、選挙委員会側は政党側が候補者に賄賂を提供し立候補を促す行為を禁じる条文はあるが、賄賂を提供し候補者に出馬を辞退するよう申し出る事を禁じる条文が無いため、かかる行為が選挙法に違反するか否かはリーナー女史側からの提出書類を見てからでないとコメントできないとしている。

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2007年11月12日

タクシンの代理人を自認するサマック氏、早くもマスコミを敵に

 タイ国内の新聞記者協会は11日、政治政党は個人的な財産や企業ではない公共的な機関であると指摘した上で、国民の知る権利を無視し保身行為に走った政党を非難する声明を発表した。、

 声明の中では具体的な政党名や個人名は語られていないが、先に記者会見の席上で比例代表区の擁立候補選定作業に被選挙権が剥奪されているスダーラット・ゲーユラパン女史やネーウィン・チットチョープ氏が介入したとの疑惑に関して質問をした女性記者に対してセクハラとも取れる発言で相手を罵った上で質問に対する回答を拒否すると共に今後党の信用失墜を狙った礼節をわきまえない質問に対しては同様に礼節をわきまえない対応をマスコミ側にすると語ったパラン・プラチャーチョン党のサマック党首に向けられた非難声明であると見られる。

 サマック党首は、政権時代にマスコミを敵に回し、マスコミが解らなくても(支持してくれた)国民は解ってくれると発言し度々取材拒否をしてきたタクシン前首相の代理人を自認している事でも知られ、問題となった記者会見の際には政権奪取後にタクシン体制を復活させると高らかに宣言していた。

 新聞記者協会側は非難声明の中で、政党は国民の政治的な意思を代弁する機関として自由に結党する権利が認められ、公約を公表する事により国民の支持を訴えていく国民の税金により政治活動が保障された公的な機関であると指摘した上で、国民の知る権利に則りかかる政党の公約や動きを国民に判断資料として提供する役割を担うマスコミによる擁立候補選定作業等への関与が禁じられている被選挙権が剥奪された者による擁立議員への介入疑惑や資金の流れに関する質問に対する政党側の一連の言動は、個人資産や企業ではない公的な機関たる政党を法の精神に反して私し国民の為ではなく個人保身目的で為されたものであると指摘せざるを得ないと非難した。

参考
http://www.nationchannel.com/xnews/index.php?news_id=10384 (報道映像)
パラン党、離反の動きを見せた党員との問題を解決

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旧政権地盤で民主・チャート・タイ党を中傷するビラ

 旧タイ・ラック・タイ党の地盤であるガーラシン県内の少なくとも県都、ターカントー郡、ソムデット郡及びナーモン郡の4郡内で民主党とチャート・タイ党の信用失墜を狙った中傷ビラが撒かれている事が11日までに明らかになった。

 問題の中傷ビラには、A4サイズの用紙に民主党のアピシット党首やステープ幹事長、チャート・タイ党のバンハーン党首や同党に合流した旧マハーチョン党のサナン党首の写真と共に「チャート・タイ党は東北地方を害する為に南部陣営に与した」との文言が記されていたという。

 県選挙委員会側は、社会対立の煽動を意図した極めて不穏当な行動であるとして、法的な措置を視野に中傷ビラの配布に関与した組織の解明を行うと共に、県内選挙区の各出馬予定候補に対して選挙法とエチケットに則った選挙活動を展開するようあらためて要請する方針を明らかにした。

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全国調査ではパラン党が僅差でリードするも過半数には達せず

 ラーチャパット大学スワンドゥシット校が全国4,400人(内バンコク在住28%)の有権者を対象に行った政党別支持率動向調査で、最も多い38%の回答者がタクシン体制の復活を公約に掲げるパラン・プラチャーチョン党を支持すると回答し、32%だった民主党を僅かにリードしていた事が明らかになった。

 また、三位には10%の回答者が支持すると回答したチャート・タイ党がつけ、以下マッチマーティパッタイ党、ルゥアム・ヂャイ・タイ・チャート・パッタナー党と続く結果となった。

 尚、バンコク在住の回答者に限って支持率動向を見た場合は、民主党が46%と30%だったパラン・プラチャーチョン党を大きく引き離し、次いで8%が支持すると回答するチャート・タイ党が後を追うという形勢になっている。

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2007年11月10日

ラームカムヘンの調査では、バンコク住民の過半数が民主党を支持

 ラームカムへーン大学がバンコク在住の有権者1,464人を対象に8日行った支持率調査で、半数を超える52%の回答者が民主党を支持すると回答し、13.5%だったパラン・プラチャーチョン党を大きく引き離していた事が明らかになった。

 尚、チャート・タイ党を支持すると回答した者が4.1%で、以下マッチマーティパッタイ党が1.8%、プゥア・ペーンディン党及びルゥアム・ヂャイ・タイ・チャート・パッタナー党がそれぞれ0.8%の回答者が支持すると回答し、支持政党は無いと回答した者は19.9%だった。

 また、23日の総選挙に投票に出かけると回答した者が70.9%で、投票しないと回答した者は僅かに1.8%だったが、まだ解らないと回答した者が23.8%いた。

 一方、総選挙関連の情報源に関しては、最も多い87.1%がテレビをあげ、以下新聞(36.1%)、ラジオ(20.1%)、インターネット(10.9%)、各家庭に配布される公報(3.9%)と続く結果になった。

* あくまでバンコク限定の調査結果です

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ソンティ副首相、パラン党の政権奪取後のクーデター再発の可能性を否定せず

 クーデターを主導した元国家安全保障評議会議長のソンティ副首相は9日、タクシン体制の復活を公約に掲げているパラン・プラチャーチョン党が政権を奪取した後に再クーデターが発生する可能性を否定しなかった。

 これは、パラン・プラチャーチョン党が総選挙で最大議席を獲得し政権を奪取した場合に再度クーデターが起こりえるかとの記者団の質問に対して語られたもので、ソンティ副首相は自らが将来クーデターに関与する事はあり得ないとしたものの、クーデター再発の可能性に関しては将来の話であり、その時点にならなければ解らないことであると語るに留め発生の可能性を明確には否定しなかった。

 また、パラン・プラチャーチョン党のサマック党首が、同党が勝利する事は国民がクーデターにノーを突き付けると共にタクシン前首相に持たれている不正疑惑に対して国民がシロであると判断した事を意味する事になると語っていた事に関しては、不正疑惑のシロ・クロの判断は、個人の心証ではなく法的な手続きに則り判断されるべき事であると切り捨てた。

 一方、総選挙に出馬する可能性に関しては、比例代表区からの出馬は時期的にあり得ない事を認めるに留め、中選挙区からの出馬の可能性を含めた今後の政治的なスタンスに関しては13日に明確にする予定であるとした。

 尚、前後してスラユット首相は、総選挙出馬の為に辞職する閣僚が今後出てくる事は無いとの考えを示していた。

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2007年11月09日

パラン党の政権奪取阻止を狙った機密文書は捏造? チャーナパット氏が指摘

 パラン・プラチャーチョン党チェンマイ県第一選挙区擁立予定候補のスラポン・トーウィヂャックチャイヤグン氏は8日、選挙委員会に対してテームーヂン・ネットワークのチャーナパット・ナ・ナコン氏の機密文書はサマック党首による捏造であるとの発言に関する調査を進めるよう要請した。

 この要請に先立って8日、嘗ては反クーデターを標榜していた事もあるテームーヂン・ネットワーク代表のチャーナパット氏が、パラン・プラチャーチョン党のサマック党首が公開した同党の政権奪取阻止を意図した軍側の機密文書が、国家安全保障評議会及び軍を誹謗する事により有利に総選挙を進めていきたいとの思惑でサマック党首側が捏造したものであると指摘した上で、選挙委員会に対して国内安全保障を脅かした容疑だけでなく、党解党の要件に為り得る選挙法違反の容疑での立件を視野に調査を進めるよう要請していた。 チャーナパット氏によると、機密文書の捏造を目撃したパラン・プラチャーン党関係者を含む3-4人の証人をたてる事が可能だという。

 この動きに対してスラポン氏は、チャーナパット氏自身の発言がパラン・プラチャーチョン党の信用失墜を意図した捏造であるとした上で、選挙委員会に対して既に着手している機密文書に関する調査を急ぎ真相を見極めた上でチャーナパット氏に対して法的な処分を下すよう要請した。仮に選挙委員会側が調査を忌諱した場合は、職務遂行義務違反で訴える方針であるという。

 元民主党党員だった事でも知られるチャーナパット氏は、民主党の解党審理の際に告発側に回った事で知られる他、クーデター発生直後に反クーデターを標榜する複数の市民団体の中心的な役割を演じていたものの、その後、ある尊敬に値する大物のアドバイスを受け抗議集会の開催を断念して以降は親クーデター派を思わせる言動が目立っていた事で知られる。また、自身が主催する市民団体に旧タイ・ラック・タイ党のネーウィン・チットチョープ氏から資金支援を受けていたメンバーがいたことを公表した事もあった。

 一方、スラポン氏は、タクシン支持派と民主主義市民連合、反独裁民主主義同盟とクーデター勢力が対立していた当時に、どの派閥にも属さず独自にタクシン支持を明確にした上で市民活動を展開していた人物として知られる。

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パラン党、離反の動きを見せた党員との問題を解決

 パラン・プラチャーチョン党のサマック党首は8日、離反の動きを見せていたバンコク選挙区の元下院議員との間の問題を解決する事が出来た事を明らかにした上で、チャート・タイ党のバンハーン党首に対して他党の党員に対して余計な触手を伸ばすべきではないと釘を刺した。

 これは、同党が反クーデター系の反独裁民主主義同盟元幹部のヂャトゥポン・プロームパン氏(元タイ・ラック・タイ党報道官)とマニット・ヂッティヂャンクラップ氏の2名をバンコクの比例代表区で名簿順位5位以内で擁立する方針を決定した事に対して不満を持つ、バンコク内を地盤とする一部の下院議員経験者が他党へ移籍する動きを見せていた事を受けたもので、サマック氏は発言の中で、8日朝に直接話し合いを行った結果、互いに理解を共有し元下院議員側が党に留まる意向を示していた事を明らかにした上で、パラン・プラチャーチョン党のバンコクを地盤とする元下院議員が離反した場合は受け入れる用意があるとしたチャート・タイ党のバンハーン党首の発言を結果を考えずに思った事をそのままでしか話すことが出来ない年老いた者の発言であると皮肉った。

 一方、元タイ・ラック・タイ党幹部のスダーラット・ゲーユラパン女史やネーウィン・チットチョープ氏が比例代表区の擁立候補者の選定や名簿順位の決定に深く関わっていると指摘されている事について聞かれたサマック党首は、質問をした女性記者に対して「お前は昨晩どの男と密通したんだ?」と罵った上で、今後党を陥れる目的で為された礼節をわきまえない質問に対しては、同様に礼節をわきまえない対応をすると語り凄んで見せたが、質問に対しては肯定も否定もしなかった。

* 密通発言の相手はネーション社の記者だったようです。因みにサマック氏は、1976年流血事件の際に、ルワンダ内戦時代にベルギー人DJがラジオ放送を利用してツチ族系住民の虐殺を煽動した様にラジオ放送を利用してタンマサート大学に立てこもっている輩は非愛国の外国人(確か中国・タイ語でベトナムを意味する蔑称を使用したと記憶)であると喧伝することにより、右派系市民を煽動し流血の事態を招来させた人物としても知られています。

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防衛大臣、バンナウィット元省最高顧問の出馬妨害を否定

 ブンロート防衛大臣は8日、防衛省最高顧問のバンナウィット海軍大将が総選挙出馬の為に提出したとされる辞職願いは省内の所定の手続きを経た上で正当に受理されていたとした上で、出馬を妨害する為に意図的に受理が遅らされたとする同海軍大将の指摘は事実に基づかない中傷であると指摘した。

 発言の中でブンロート防衛大臣は、辞職願が正式に受理されるまでの課程に多少の手続き上の問題点があった事は認めたものの、意図的に受理を遅らされたとするバンナウィット海軍大将の指摘は事実に基づかづ、また、実際には6日の時点で受理されたとしても比例代表区・中選挙区何れからも出馬する事が可能であることから、むしろ個人的な問題をすげ替える目的でバンナウィット海軍大将側が事実を歪曲して喧伝したのでは無いかとの考えを示した。

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2007年11月08日

バンナウィット海軍大将、防衛省側により出馬の機会を妨害された

 国家立法議会議員のバンナウィット・ゲーンリヤン海軍大将(防衛省最高顧問)は7日、ルゥアム・ヂャイ・タイ・チャート・パッタナー党の比例代表区候補として出馬する方向で準備を進めていた事を明らかにした上で、防衛省側の妨害工作により出馬を断念せざるを得ない状況におかれた事を明らかにした。

 発言の中でバンナウィット海軍大将は、1日に提出した防衛省最高顧問の辞職願が6日まで受理されなかった為に総選挙への出馬を断念せざるを得ない状況に置かれる事になったとした上で、辞職願の受理が異常に遅れた背景に防衛省が絡む調達汚職疑惑を追及してきた事に対する報復的な思惑があったとの考えを示した。

 また、バンナウィット海軍大将は今後に関しては、地盤を持っていないとして中選挙区からの立候補は考えていないとした上で、引き続き国家立法議会議員として防衛省及び軍が絡む汚職疑惑の追及に全力を尽くしていきたいと語った。

参考
軍用車調達それとも不信任審議絡み? 防衛副次官を更迭

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