2007年11月08日

民主党は曰く付きの4、チャート・タイは不吉な13

 民主党のアピシット党首は7日午前に行われた比例代表区の投票番号の抽選で、過去に民主党を野党に陥れた曰く付きの4番を引いた事に関して、逆に過去に使用されたアピシット党首と同党最高顧問のチュワン元首相が一緒に並んだ選挙用ポスターを再利用できることから、むしろありがたい番号であるとの考えを示した。

 一方、最も不吉とされる13番を引いてしまったチャート・タイ党のバンハーン党首は、引いた際に一瞬曇った表情を見せたものの、一桁よりも多い数字だった事を良しとして選挙戦を戦い抜きたいと語った。

 また、最も縁起がよいとされる9番を引いたプラチャラート党のサノ党首は、まさに党の狙いを代弁するかのような幸運な番号であると、満面の笑みを浮かべながら語り、また1番を引いたプゥア・ペーンディン党のスウィット党首は、国民が最も覚えやすい番号を引くことが出来て良かったと語った。

 その他、7日の抽選では、旧タイ・ラック・タイ党系のパラン・プラチャーチョン党が12番、ルゥアム・ヂャイ・タイ・チャート・パッタナー党が2番、マッチマーティパッタイ党が15番を引いた。

* パラン・プラチャーチョン党(国民の力党)をもじってパラン・メーオ党(タクシンの力党)と皮肉るメディアもあります。(勿論自他共に熱烈なタクシン・ファンを自認するプーヂャッガーン系ですけど)

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2007年11月07日

旧野党二党、良好な関係を再確認

 チャート・タイ党と民主党は6日、飲茶を囲んだ党首協議の席上で両党の良好な関係を再確認すると共に総選挙後に政治連合結成に向けた協議を行う方針を確認した。

 一方、党首協議が行われていたレストランの前でチャート・タイ党のチューウィット副党首が同党のバンハーン党首を痛烈に批判した事に関して、バンハーン党首はコメントを避けたが、消息筋によると同党首はチューウィット副党首の言動に非常な不快感を示していたという。

 尚、同党の消息筋によると、現在チューウィット副党首の名前はバンコク地区比例代表区の擁立候補者名簿から抹消されている模様。

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民主党の政権奪取はタイに雪が降るまで実現しない

 パラン・プラチャーチョン党に合流したチャルゥム・ユーバムルン警察大尉は6日、比例代表区名簿順位第二位で出馬する事が決定的になった事を明らかにした上で、対抗馬と目されている民主党に関してはタイ国内に雪が降るまで政権を奪取する事は無いと語り、同党のアピシット党首を未熟者と揶揄すると共に党の大勝利に確信を見せた。

 一方、同党党首のサマック・スンタラウェート氏は、総選挙で党が第一党になった場合は首相に就任する用意がある事を確認した。

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チューウィット氏、ウナギ料理でバンハーン党首を痛烈批判

 チャート・タイ党副党首のチューウィット・ガモンウィシット氏は6日午後、同党党首のバンハーン・シルパアーチャー氏、同党に合流した元マハーチョン党党首のサナン・カチョンプラサート少将及び民主党党首のアピシット・ウェーッチャーチーワ氏の旧野党連合党首の飲茶協議が行われている最中のレストラン前に設けたテーブルに3種類のウナギを使用したメニューを載せた上で、あらためて政治的なスタンスを明確にしていないバンハーン氏を痛烈に批判した。

 チューウィット氏は、ウナギの豆炒め(パット・サトー・プラーライ)、ウナギの煮込み鶏のあばら骨和え(シークローン・ガイ・トム・プラーライ)、ウナギのアヒル炒め(パット・ペット・プラーライ)の三種類のメニューを取り揃え、豆を民主党、煮込み鶏のあばら骨をパラン・プラチャーチョン党に喩えた上で、最後に残されたウナギのアヒル炒めを嫌そうな表情で食べながら、どの様な食事にも使用できるウナギ自体が有害だと折角の食事も台無しになってしまうと語り、パラン・プラチャーチョン党側につくか民主党側につくか態度を明確にしていないバンハーン氏が他の「食材を」台無しにする有害なウナギになる事が無いよう皮肉った。

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選挙委、ATMカードを使った新手の票買収が東北地方で蔓延る

 選挙委員会委員のソムチャイ・ヂュンプラスゥト氏は6日、東北地方を中心にATMカードを利用した新手の選挙票の買収行為が蔓延っているとの通報が多く寄せられている事を明らかにした上で、既に資金洗浄防止取締委員会に対して調査を要請している事を明らかにした。

 この発言に先立ってスラユット首相は、ATMカードやクレジットカードを使用して間接的に金銭を渡すという手法を利用した選挙票の買収が行われているとの情報に関する調査を選挙委員会に要請していた。

参考
新手の票買収行為が蔓延る?

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ワーダ会派、マッチマー党党首からの金銭提供を認める

 パラン・プラチャーチョン党への合流を決めたイスラム系会派のワーダ会派に所属するナヂャムーディン・ウマー氏は6日、先に合流していたマッチマーティパッタイ党のプラチャイ党首から選挙準備費用名目で資金の提供を受けていた事を認めた上で、受け取った現金全額を耳を揃えて返還する意向であることを明らかにした。

 この発言は、プラチャイ党首とワーダ会派間で金銭の授受があったとの指摘を追認したもので、ナヂャムーディン氏は、政党から党員に対して総選挙に向けた政治活動を支援する費用が提供される事は政界では普通に行われている事を強調した上で、金銭を受け取ったワーダ会派のメンバー全員が返還する意向を示している事を明らかにした。尚、受け取った額に関しては2,000万バーツを超えない額と語るに留めた。

 尚、資金を提供したとされるプラチャイ党首側は、あくまで個人的な話であるとして直接的なコメントを拒否している。

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2007年11月06日

パラン党、連合幹部の民主党合流は両者の共謀関係を裏付けるもの

 パラン・プラチャーチョン党のグテープ報道官は5日、反タクシン派の民主主義市民連合五大幹部の1人であるソムギヤット・ポンパイブーン氏の民主党への合流は、同連合が煽動したタクシン政権打倒を目指した動きに当初から政権奪取を目指していた民主党が関与していた事を白日の下に晒すものであると指摘した。

 この発言は、先に民主党に合流したチャーッチャーイ元首相の実子でもあるグライサック・チュンハワン氏の呼びかけに応じ民主主義市民連合執行幹部のソムギヤット氏や元パランタム党党首のチャイワット・シンスウォン氏(元工業大臣)、ウィナイ・ソムポン氏等5人の連合幹部が民主党に合流すると共に、何れも東北地方の選挙区から出馬する意向を表明した事を受けたもので、グテープ報道官は、連合幹部の民主党合流がパラン・プラチャーチョン党の票田を脅かす事には為り得ず、また両党間の政策の違いをより明確に住民に訴えることが出来ることから、むしろパラン・プラチャーチョン党側の立場を有利にするとの考えを示した。

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チューウィット氏、バンハーン党首はタクシン側か旧野党側か立場を明確にせよ

 チャート・タイ党副党首のチューウィット・ガモンウィシット氏は5日午前国会ビル前で行われた記者会見で、同党のバンハーン党首に対してパラン・プラチャーチョン党側と共同歩調をとるのか民主党と共同歩調をとるのか党としての政治的な立場を明確にするよう訴えた。

 バンハーン党首に関しては、最近ロンドンを訪問した際にタクシン前首相との間でパラン・プラチャーチョン党とチャート・タイ党が連立する見返りにバンハーン党首を次期首相に据えるとの密約が行われていたとの憶測が広がっていた。尚、バンハーン党首はロンドンでタクシン前首相と面会したこと自体を否定している。

 更に、チューウィット氏は、準備が出来ていないとして先に昼食協議を行ったサノ・ティヤントーン氏が党首を務めるプラチャラート党に合流する考えは無いとした上で、6日昼に予定されているバンハーン党首とアピシット民主党党首の昼食協議の会場前で党からチューウィット氏宛てに送りつけられた「ある信書」の内容をマスコミに公開する方針を明らかにした。

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2007年11月05日

陸軍、銃で脅迫されたとのパラン党の告発は政治的デマ

 第二地区国軍本部のスジット本部長(陸軍中将)は4日、パラン・プラチャーチョン党側がアムナートヂャルゥン県内で同党の立候補予定者の秘書が軍関係者に銃を突き付けられ脅迫されたと主張している事に関して、事実ではないと否定した上で、かかる主張は政治的な思惑と依然一部で施行されている戒厳令を解除させる為の圧力を加える事を意図したものであると指摘した。

 同本部長によると、銃を突き付けられたとされる地域内には地元の治水対策に協力する為に派遣された軍関係者しかおらず、パラン・プラチャーチョン党関係者の動向を監視する為の要員は一切派遣されていないのだという。

 また、前後してブンロート防衛大臣は、総選挙期間中に政治的な思惑を持ったデマ情報が流される事が有り得るとして、国民に対して今回のパラン・プラチャーチョン党側の告発のみを鵜呑みにする事無く中立的な立場で同党及び軍側の言い分を斟酌した上で自分の判断で何が正しいか判断するよう呼びかけた上で、仮に軍関係者が脅迫行為に関与していた事が明白になった場合には規則に則り厳格に処罰する方針を確認した。

 尚、パラン・プラチャーチョン党のノパドン副幹事長は4日、党側の告発は事実に則ったもので、必要であれば証拠を提示する事が出来る事を明らかにした上で、第二地区国軍本部及び防衛省に対して真摯な姿勢で事実関係の解明にあたるよう要請している。

 一方、民主党のオンアート報道官は4日、軍及び防衛省に対して早急に解明を進め真相を国民に明らかにするべきであると呼びかけたが、今回の告発がパラン・プラチャーチョン党側の選挙戦略の一貫として為されたものであるとの指摘がある事に関しては、直接的なコメントを避けた上で、国家発展の基本となる国民が抱える問題解決を選挙戦略の中心に据えるべきであるとの考えを示した。

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2007年11月04日

パラン党、立候補予定者秘書がM16を突きつけられ脅迫されたと訴える

 パラン・プラチャーチョン党のスラポン幹事長は3日、アムナートヂャルゥン県内で党所属の立候補予定者の秘書が軍関係者にM16ライフルをうなじに突き付けられ脅迫された事を明らかにした上で、権力側に対して過激な手段を講じた選挙妨害行為を即座に中止するよう要請した。

 スラポン幹事長によると、1日夜半にアムナートヂャルゥン県内の選挙区から立候補する予定になっているチャイヤシリー・ギラー氏の秘書の男性が立会演説会場からの帰宅途上で軍関係者によって車を止められ、内の1人がM16をうなじに突き付けたという。

 尚、M16をうなじに突き付けられた際に交わされた会話は明らかにされていない。

 また、スラポン幹事長は党関係者から選挙妨害行為に関する告発を受け付け事実関係を調査する為に元国家安全保障評議会最高顧問のルゥアンロート・マハサーノン大将(クーデター発生当時の国軍最高司令官)を委員長とする専門委員会を党内に設置した事を明らかにした。

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ドラッグマネーが選挙買収資金に? 首相が懸念

 スラユット首相付き顧問のワタナチャイ・チャーイムゥアンナウォン大将は3日、スラユット首相が公務員の中立性と麻薬の密輸による闇資金が票の買収用資金に使用されている可能性に対して強い懸念を表明していた事を明らかにした上で、全ての公務員に対して中立を心掛け買収行為に反対すると共に住民に総選挙への参加を促すよう呼びかけた。

 ワタナチャイ大将によると、麻薬防止取締局の情報から麻薬密売組織側が選挙期間に会わせるかのように大量の麻薬をチェンマイやチェンラーイ、メーホーンソーンと言った北部の国境県経由で隣国から国内に持ち込む機会を窺っていると見られ、こらら麻薬の密輸による利益が地域の大物の手を介在して票買収の為の資金として利用される恐れがあるという。尚、一部の英字報道が大量の麻薬が持ち込まれたとワタナチャイ大将が発言していたと報じているが、複数のタイ語報道に掲載されたワタナチャイ大将の発言を見る限りは実際には大量の麻薬を持ち込む機会を窺っていると発言していたと見られる。

 一方、内務省のポンパヨーム次官は2日、全ての県知事に対して配下の中立義務の遂行状況の監視を命じると共に、県知事・郡長に対して政党の票の取りまとめ役を兼任しているガムナンや村長等の地域リーダーを更迭する権限を委ねる方針を明らかにした。

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2007年11月03日

ワーダ会派、マッチマーからパランへ里帰り

 先にマッチマーティパタイ党への合流を決定していた南部国境三県域を地盤としたイスラム教系議員を中心としたワーダ会派が2日までに党首自らがタクシンの代理人であると公言しているパラン・プラチャーチョン党に合流した事が明らかになった。

 パラン・プラチャーチョン党側によると、同会派を率いるデーン・トーミナー氏を始めとする7人のメンバーを総選挙で擁立する方針だという。

  ワーダ会派は、民主党から袂を分かったデーン・トーミナー氏が結成した会派で、所属していた新希望党のタイ・ラック・タイ党への合流に伴い同党に合流していたが、2005年の総選挙で地盤とする南部国境三県域内の選挙区から出馬した会派所属の候補者全員が落選して以来党から冷遇され、タクシン政権末期には党離脱の動きを見せ、クーデター発生後に党を離脱していた。また、2004年1月4日にナラーティワート県で発生した武器庫襲撃強奪・学校連続放火事件の容疑者として逮捕された者の証言から、創立者のデーン氏やアーリーペン・ウタラシン氏、ナヂャムディーン・ウマー氏の名前が分離主義運動の首謀者として浮かび上がり、その後ナヂャムディーン氏だけに対して逮捕状が執行され起訴されていたが、最終的に裁判で無罪が確定していた。また、同会派はとりわけ新希望党を率いていたチャワリット元首相に対する忠誠心が強いとも言われ、特にデーン氏は民主党に対して強い私怨を持っているとされていた。

 今回の合流に関して同会派のアーリーペン氏は、現在政界には中立的な存在であるべき第三勢力は存在せず、僅かに親独裁派と民主派の二つの勢力がしのぎを削っている状況にあるとした上で、民主派を標榜しているワーダ会派として同じ立場を明確にしているパラン・プラチャーチョン党への合流が適切であると判断した上で合流した事を明らかにした。

 その際アーリーペン氏は、これまで所属していたマッチマーティパッタイ党が既に中立という立場を捨てた親独裁派に成り下がっている事を発言の中で強く示唆した。

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民主党が借金帳消し宣言

 民主党は2日、貧困対策政策の一環として政府推進プロジェクト絡みで借金を背負った国民の借金を全額帳消しにする事を政権奪取後の公約の一つとして掲げた。

 この公約は2日バンコクにあるエメラルドホテル内で開かれた党のセミナーの席上で採択された15の公約の内の一つで、その他、首都圏鉄道ネットワーク整備の為の2,500億バーツの予算の確保、南部正常化推進の為の専属大臣ないしは副大臣、専門機関の設置等の公約を採択した。

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2007年11月02日

スワン・ドゥシット、多くがこれまで以上に票の買収が激化

 ラーチャパット大学スワン・ドゥシット校がこの程行った意識調査で、半数強の50.37%の回答者が12月23日に行われる総選挙に於いてこれまで以上に票の買収が行われると回答していた事が明らかになった。

 尚、35.8%の回答者がこれまでと同レベルの票買収が行われると回答し、減少すると回答した者は僅かに13.83%だった。

 一方、票動向に最も影響を与える物に関しては、最も多い22.71%の回答者が演説と回答し、以下21.41%がメディアを利用した広告、20.43%が候補者による戸別訪問と続き、更に最も票動向に影響を与えるメディアに関しては、最も多い25.41%がテレビをあげ、以下19.59%が新聞、17.30%がポスターをあげた。

 この調査は、首都圏在住の有権者2,387人を対象に10月29日から11月1日にかけて行われたもの。

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サノ氏、チューウィット氏の受け入れを表明

 1日、チャート・タイ党副党首のチューウィット・ガモンウィシット氏との昼食協議を終えたプラチャラート党党首のサノ・ティヤントーン氏は、最終的にチューウィット氏自身の判断に委ねられると断った上で、同氏を幹部党員として受け入れる用意がある事を明らかにした。

 サノ党首によると、仮にチューウィット氏が党に合流した場合は、バンコクに於ける地区責任者兼選挙参謀のポストを提供すると共にバンコク地区比例代表区の名簿順位1位で擁立する方針だという。

 一方、チューウィット氏側は、サノ氏側が礼儀を尽くし暖かく対応してくれた事に感謝すると共に、党移籍に関しては前向きな姿勢を見せながらも、時間をかけて考えていきたいとし、また、これまでの一連の騒動や今回の面会が原因でチャート・タイ党を追い出されても構わないと語った。

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チューウィト氏がサノ氏邸で昼食協議

 バンハーン党首との激しい対立が伝えられているチャート・タイ党副党首のチューウィット・ガモンウィシット氏が1日昼、第三勢力系政党グループから孤立を深めているプラチャラート党党首のサノ・ティヤントーン氏宅を訪問し昼食を囲みながら何らかの協議を行った事が明らかになった。

 チューウィット氏に関しては、バンコク比例代表区内の名簿順位を巡りバンハーン党首と対立している状況の中で、サナン・カチョンプラサート少将率いるマハーチョン党やプラチャラート党元副党首のゴン・タップパランシー氏等の大物政治家が党に合流したことにより、党内での行き場を失い兼ねない状況に於かれており、本人は否定しているものの水面下で党移籍に向け動いているのではないかとの憶測が飛び交っていた。

 尚、今回の昼食協議に先だってチューウィット氏側は、ベテラン政治家と今後の政治の方向性に関して話し合う為に来たと述べると共に、自分は追い詰められた虎でもなく、また行き場を失った者でも無いと語るに留めたが、党移籍に向けた協議かとの記者団の問いに関しては直接的なコメントを避けていた。

 一方、去就が注目されていたチャワリット元首相が次期総選挙出馬を断念したとの憶測が流れ始めている。

 この憶測は、プラチャラート党のサノ氏が10月31日に予定されていた重要な記者発表をキャンセルした事により俄に広まり始めたもので、チャワリット元首相に近い筋によるとプラチャラート党のサノ党首との間で党合流に向けた話し合いが行われたものの、最終的に元首相側は総選挙に出馬せず中立的な立場で国内再生に向けた取り組みに関わっていきたいとの意向を示していたという。

 また、TITV系で活躍する女性キャスターとして知られ、前回の総選挙ではプレー県内の選挙区からマハーチョン党の擁立候補として出馬し善戦虚しく落選したマンリガー・ブンミートラグーン女史が10月31日までに民主党に合流した事が明らかになっている。前回同様プレー県内の選挙区から出馬するものと見られる。

 マンリガー女史はタクシン政権の誕生に繋がった2000年の総選挙の際に、iTVのレポーターとして民主党の立会演説会会場からレポートを行っている最中に、自称民主党の支持者から「タクシン系のiTVはどっかに行け」と言われながら水をかけられた事でも知られているが、当時から中継中に行われたレポーターに対する水掛は民主党の信用失墜を狙ったタイ・ラック・タイ党とタクシン資本系のiTVが仕組んだやらせだったのではないかとの疑惑が指摘されていた。レポーターは異なるものの同様な事例は反タクシン系の民主主義市民連合の集会会場からのiTVのレポート中にも発生している。

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2007年11月01日

プレームサック氏が還俗、下院選出馬へ

 タイ・ラック・タイ党内の数少ない良識派として、第二次タクシン政権末期に当時のタクシン首相に対して公に批判的な発言を繰り返していた事で知られ、また最終的に無効となった2006年4月2日に行われた総選挙の比例代表区候補者名簿の届け出直後に、名簿に名前が記されたまま出家・脱党した事で話題になったプラプレームサック・プレームサッゴー師ことプレームサック・ピヤルラ氏は31日、還俗し下院選に出馬する意向を明らかにした。

 尚、所属政党に関しては、これまでに6つの党から打診を受けている事を認めた上で、政策的に共感でき、また地盤であるコーンゲーン県内で説法中に直接党首と意見交換を行う事が出来るチャート・タイ党に合流し、コーンゲーン県の第二選挙区(定数3)から出馬する可能性が高いとした。

参考
良識派の脱党により下院議会成立に新たな危機

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2007年10月31日

政府、221郡の戒厳令施行解除を決定

 政府は30日開かれた閣議の席上で、現在戒厳令が施行されている全国400郡の内221郡で施行を解除する方針を決定した。

 残る31県内の179郡に関しては、何れも安全保障及び国境地帯に於ける麻薬密輸や不法入国対策の為に施行を継続させる必要があるのだという。

 解除を見合わせた179郡の内、115郡が国境を接する郡、26郡が国境を接する県内の郡、38郡が南部国境四県内の郡で、また、県都の施行解除が見合わされた県はノーンカーイ、ナコンパノム及びムクダハーンの3県。

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タクシン前首相の一存でミャンマーへの借款額を10億増額

 元内閣秘書官長のボウォンサック・ウワンナノー氏は30日、前政権時代にタクシン前首相の一存でミャンマーへの借款額が当初案の30億バーツから40億バーツに増額されていた事を明らかにした。

 これは、国家毀損行為調査特別委員会内に設けられたタクシン政権時代に行われたタイ輸出入銀行によるミャンマーへの40億バーツの借款が絡む不正疑惑を調査する為の小委員会の場で明らかにされたもので、小委員会のサック委員長によると、前政権時代に閣議の協議によらず、事前にタクシン前首相の一存で借款額が増額された上で閣議承認にかけられていた事を裏付ける、不正の解明を進めていく上で極めて有用な証言や関連資料をボウォンサック氏から得ることが出来たという。

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プラチャラート党、単独政党として生き残りをかける

 プラチャラート党党首のサノ・ティヤントーン氏の息子のソラウォン氏は30日、同党を解党しプゥア・ペーンディン党に合流するとの憶測を否定した。

 この否定発言に先立って、29日にプゥア・ペーンディン党の幹部と党合流に向けた協議を行ったと伝えられていたサノ氏夫人のウライワン女史が、党の存続を確認する発言をしていた。

 尚、ソラウォン氏によると、少なくともサゲーオ県、プラヂンブリー県、ノンタブリー県及びパトゥムターニー県を地盤とするティヤントーン一族系の党員の居残りは確認できているものの、その他の党員の動向に関しては不明で、また党として党員の自主裁量による他党への移籍を妨げる方針も無いという。

 一方ソラウォン氏は、ここに来て先にプラチャラート党とマッチマーティパッタイ党の合併話をでっち上げサノ党首の不興を買った、副党首のゴン・タップパランシー氏が民主党に移籍するとの噂が流れ始めている事に関しては、仮に事実であったとしても党の安定を脅かす要因には為り得ないとの考えを示していた。

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