2007年10月22日

三党合併計画、僅か1日で御破算に

 プラチャラート党のゴン副党首は21日、20日に明らかにした同党とマッチマーティパッタイ党及びルゥアム・ヂャイ・タイ・チャート・パッタナー党の三党合同で単一政党を結党する計画が法律の壁に阻まれ暗礁に乗り上げた事を明らかにした。

 発言の中でゴン副党首は、総選挙実施の告示から12月23日までの間に充分な準備期間を設ける事が出来ないとして三党の合併計画への参加を断念したとした上で、計画の理想を尊重し今後政治連合という形で残る二党と協調関係を維持していきたいとした。

 尚、ゴン副党首側は、プラチャラート党を電撃離党しマッチマーティパッタイ党党首に就任したプラチャイ・リヤオパイラット氏とサノ・ティヤントーン氏との対立が合併計画参加断念の背景にあるとの指摘を否定しているが、前後してマッチマーティパッタイ党のアノンワン幹事長がサノ氏に対して党への合流を打診しているが明確な回答が得られていないと語り、言外に同党主導で党の合併を進める意向を強く示唆していることから、プラチャラート党及びマッチマーティパッタイ党の両党間で主導権を巡った何らかの対立が発生しているとの見方もされている。

 一方、今回の三党合併計画へ参画していると伝えられていたルゥアム・ヂャイ・タイ・チャート・パッタナー党のチェーッター党首は、20日にチャーッチャーイ元首相邸で行われた協議に党関係者は一切参加して折らず、また参加していたバンナウィット海軍大将も党とは一切関係していないとした上で、あらためて合併計画への参加を否定した。

 チェーッター党首によると、旧タイ・ラック・タイ党が推し進めてきた大衆政策とは一線を画する国民本位の党公約を近日中に発表する方針だという。

参考
揺さぶり合戦? 三党合併とのゴン氏の発言をルゥアム党は否定

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2007年10月21日

揺さぶり合戦? 三党合併とのゴン氏の発言をルゥアム党は否定

 ルゥアム・ヂャイ・タイ・チャート・パッタナー党のプラディット幹事長は20日、同党とプラチャラート党及びマッチマーティパッタイ党が合併し単独政党を設立する事で合意に至ったとの報道を否定した上で、おそらくルゥアム・ヂャイ党に魅力があって勝手に合流したいと言っているのだろうと語った。

 更にプラディット氏は、21日にルゥアム・ヂャイ党独自の政策を発表すると共に何らかの驚く様な発表が為される見通しである事を明らかにしたが、詳細については言及は避けた。

 この発言に先立ち、マッチマーティパッタイ党のプラチャイ党首やオノンワン幹事長、事実上党を背後で支えているソムサック・テープスティン氏とプラチャラート党のサノ党首やゴン副党首、更には政界入りを表明していた防衛省最高顧問のバンナウィット・ゲーンリヤン海軍大将等が、チャート・パッタナー党創設者の故チャーッチャーイ元首相邸に集まり協議を行った後に、ゴン氏が自らの叔父である故チャーッチャーイ元首相の引き合わせによりプラチャラート党、マッチマーティパッタイ党及びルゥアム・ヂャイ・タイ・チャート・パッタナー党の三党が合併し単独政党を結党する事で合意に至ったと語った上で、今後サノ氏が中心になり各党から提出された候補者名簿に基づき単独政党としての擁立候補を決めると共にバンナウィット海軍大将が中心になり新党の名称を決定する事で合意に至った事を明らかにしていた。

 また、合併説を否定したルゥアム・ヂャイ・タイ・チャート・パッタナー党に関しては、故チャーッチャーイ元首相への忠誠心が強いスワット・リプタパンロップ氏を中心とした旧チャート・パッターナー党系の党員が党を離脱するとの噂が飛び交っており、早晩今回の党合流の動きに同調するのではないかとの見方もされている。

 一方、ゴン氏らがチャーッチャーイ元首相邸を訪問した際に出迎えている姿が目撃されていた現在の家主で元首相の息子でもある元上院議員のグライサック・チュンハワン氏は、あくまで家主としてゴン氏らを迎え入れただけで、民主党から離脱する意向は無いと語った。

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2007年10月19日

パンロップ大将がプゥア・ペーンディン党に合流

 国内治安維持作戦司令本部顧問のパンロップ・ピンマニー大将は18日、プゥア・ペーンディン党に合流する意向を明らかにした。

 先に親陸軍系と目されていたラック・チャート党に合流する意向を示した後に前言を翻し新党結党の意向を示していたパンロップ大将は、選挙区及び比例区何れの選挙区からも出馬する準備は出来ている。党合流後は国内治安維持作戦司令本部顧問を12月の任期満了を待たずに辞職する意向であると語った。

 一方、先に防衛庁副次官から省付き最高顧問に更迭されたバンナウィット・ゲーンリヤン海軍大将(国家立法議会議員)は18日、国益の為に政界に進出する意向を明らかにした。

 同海軍大将によると、現状では党から誘いの声はかかっていないものの、パラン・プラチャーチョン党を除く新旧の何れの政党にも合流する用意があるという。

 尚、士官学校同期のサプラン防衛省副次官と共に政界に進出する可能性に関しては明言を避けた。サプラン副次官は否定しているものの、先にバンナウィット海軍大将は、サプラン副次官が現職を辞任し政界に転出する考えを持っている事を明らかにしていた。

参考
パンロップ大将、ラックチャート党合流を断念し新党結党へ
軍用車調達それとも不信任審議絡み? 防衛副次官を更迭

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2007年10月18日

別荘用地の所有権移転と資産隠しは無関係

 スラユット首相は17日、国有地不正収容疑惑が指摘されているカーオ・ヤイ国立公園内に建設された別荘の用地の所有権の一部が息子に移転されていた問題と資産隠しとは無関係であると説明した。

 この発言は、プラソン・スンシリ空軍少将が委員長を務める国家立法評議会政治家、官僚及び国民の道議的意識推進臨時委員会が16日に、スラユット首相が就任間もない昨年11月に国有地不正収容疑惑が指摘されているカーオ・ヤイ国立公園内に建設された別荘の用地の所有権の一部が夫人名義から息子名義に書き換えられていた事を明らかにした上で、資産隠し目的で所有権を移転させた疑いがあるとして国家汚職防止取締委員会に対して調査を要求する方針を明らかにした事を受けたもので、スラユット首相は、家庭内の問題を政治的な攻撃材料にするという政界内の常套手段に常に晒されている公人として、国民に説明できないような移転を行う事はあり得ないと語り、資産隠しとは無関係であることを強調してみせた。

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2007年10月16日

チャワリット元首相、次期総選挙出馬を確認

 15日夕方、チャワリット元首相と約50分間に渡って会談を行ったチャルゥム・ユーバムルン警察大尉は、席上でチャワリット首相が次期総選挙に出馬する意向を示していた事を明らかにした。尚、政界進出に向けた今後の方向性に関しては、直接チャワリット元首相の口から明らかにされるとのこと。

 チャルゥム警察大尉によると、チャワリット元首相は国内対立や南部情勢、貧困問題に強い憂慮を表明した上で、国益の為に政界に復帰する意欲を見せた上で、パラン・プラチャーチョン党への合流も有り得ることを示唆していたという。

 また、総選挙に関しては、依然国民から支持を受けているタクシン元首相とタイ・ラック・タイ党の政策を踏襲するパラン・プラチャーチョン党と民主党との二大勢力間のぶつかり合いになるとの認識で両者一致したという。

 一方、チャルゥム警察大尉は、チャワリット元首相と共同で新党を立ち上げる可能性に関してはコメントを避けものの、パラン・プラチャーチョン党が二男と三男の擁立に応じなかった場合は党を離脱する考えには変わりはないとした。 

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チャルゥム氏が離党を強く示唆、ルワム・ヂャイは元陸軍司令官を党首に指名

 パラン・プラチャーチョン党に合流したチャルゥム・ユーバムルン警察大尉は15日、共同で新党を結党する事を視野に、先に新党を結党する可能性を含めて政界に復帰する意向を示していたチャワリット元首相と協議を行う方針を明らかにした。

 同警察大尉は14日、問題児として知られる二男及び三男の選挙区擁立が認められなかった場合には、パラン・プラチャーチョン党を離党すると宣言していた。

 尚、党側は表向きには選挙区区分が明確になっていないため擁立方針が決められないとの立場をとっているが、数々の暴行事件や三男に関しては最終的に無罪になったものの殺人で長期間国外に逃亡し、帰国後も長期間拘禁されていたなどイメージ的に問題がある二人の息子の擁立に難色を示す声が多いとも言われている。

 因みにチャルゥム氏は法務大臣の経験者で夫人は元裁判所判事。

 一方、ルワム・ヂャイ・タイ・チャート・パッタナー党は15日、全会一致で元陸軍司令官のチェーッター・ターナヂャーロー大将(元防衛大臣)を党首に選出した。

 その他、副党首にはプラパート・リムパパン少将、アネーク・ラオタンマタット氏、幹事長には元民主党幹事長のプラディット・パトラプラシット氏を選出した。

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チューウィット氏不満たらたら、政治家を泥棒呼ばわりするとはいかがなものか

 チャート・タイ党副党首のチューウィット・ガモンウィシット氏は15日、違反した場合は党員や党幹部はおろか党首までをも拘禁の対象にしている新選挙法は、あたかも政治家を泥棒扱いしているようなものであると不快感を示した上で、仮に拘禁されるような機会がほとんど無かったとしても新選挙法下で活動している限りは、全ての政治家が用心を旨とした活動を強いられていると言わざるを得ないと指摘した。

 更にチューウィット氏は、選挙委員会や政府が12月23日に総選挙を実施すると宣言しておきながら、擁立候補の選定作業を進める上で最も重要な選挙区割り当てが未だに発表されていない状況に不満を表明した。

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ラームカムヘーンの調査ではバンコク住民は依然首相・政府を信頼

 ラームカムヘーン大学がバンコク在住の有権者を対象に行った調査で、依然多くのバンコク住民が政府を信頼し、特に首相に対する信頼が最も高かった事が明らかになった。

 10ポイント満点評価で行われた今回の調査によると、政府の誠実度に関しては5.54ポイントだったのに対してスラユット首相に対する誠実度評価は5.89ポイントと何れも高得点を記録したが、政府の透明性評価に関しては5.21%と多少低いポイントをつける結果になった。

 一方、官僚に関しては、恣意的・差別的でない行政サービスの提供度に対しては5.56ポイントと高得点を記録したが、透明性の尺度となる調達・契約発注状況の一般公開度に関しては4.90ポイント、誠実度に関しては4.88ポイントと何れも及第点に及ばないという結果になった。

 また、政府の監視プロセスに関する信頼度に関しては、5.23ポイントと及第点に達した。

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2007年10月15日

タクシン前首相がリアリティーショーを自作自演

 タクシン前首相の法律顧問であるノパドン・パッタマ氏は14日、現在イギリスに滞在中のタクシン前首相が当地での生活の模様等を収めたリアリティーショーを自ら製作し、向こう1ヶ月以内に公開する見通しであることを明らかにした。

 同氏によるとリアリティーショーには、前首相のイギリス国内に於ける生活の紹介だけでなく、タイ産品が国際競争力を得るために如何にして付加価値をつけるべきかをショッピングセンター等でのブランド品の購入シーンと織り交ぜて紹介する場面等が収められる予定で、完成後はサイトやCD等を利用して一般に公開する予定だという。

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国民の幸福優先政策の失敗、政変後1年間で国民総幸福度指数が低下

 私立アサンプション大学が行う世論調査ABACポールは14日、昨年9月のクーデター発生から1年間で国民総幸福度指数が6.30ポイントから5.94ポイントに低下し、経済成長率よりも国民の幸福の増進、公正な社会の実現を公約に掲げたスラユット政権の政策が成果を上げていない事を如実に物語る結果になっていた事を明らかにした上で、スラユット首相がもたれているカーオヤイ国立公園内にある別荘が絡む国有地不正収容疑惑の解消に失敗した場合は、国民の公正な社会に対する心証に影響を与え、更に指数が低下する恐れがあると警告した。

 尚、今年度ベースでは5.02ポイントだった7月度に対して、クーデターから1年後の9月度では5.94ポイントと指数が増加傾向にある事が明らかになっているが、7月度ベースだけで比べた場合は、公正な社会に対する幸福度が5.80ポイントだった政情不安の真っ直中にあったクーデター前の昨年7月度に対して今年7月度で5.47ポイントに低下している他、家庭内環境に対する幸福度が7.88から6.14ポイントに、職業・収入に対する幸福度が7.18から6.11ポイントに低下している等、全ての指数においてポイントが低下していた事が明らかになっている。

 一方、政府に対する幸福度に関しては、スラユット首相が年内の総選挙実施を確約した事が反映してか、3.74だった7月度に対して9月度では4.88ポイントに増加する結果になっている。

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国民の多くが票買収の抑え込みに懐疑的

 ラーチャパット大学スワン・ドゥシット校が行う世論調査スワン・ドゥシット・ポールが、24県内の有権者4,213人を対象に行った調査で、73.18%の回答者が政府が国家的緊急課題に掲げた票買収行為の抑え込みに関して懐疑的である事が明らかになった。尚、政府による票買収の抑え込みを確信していると回答した者は僅かに2.66%だった。

 また、12月23日に予定されている総選挙後の国内情勢の変化に関しては、半数近い49.92%の回答者が、総選挙に於いて票買収や不正行為が蔓延る、政治家の顔ぶれに変化が見られない等の理由をあげた上で変化は見られないと回答、22.62%の回答者がより民主主義的になる等の理由をあげた上で良くなると回答し、むしろ悪くなると回答した者は9.82%に留まった。

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2007年10月14日

民主党、他党を非難する前にサマック党首の独裁政権好きを責めるべき

 民主党のアロンゴン副党首は13日パラン・プラチャーチョン党に対して、他党が独裁政権に取り入っていると非難する前に、まず自党のサマック党首に党首の中で誰が一番独裁政権が好きなのか尋ねた上で他党を非難するべきであると皮肉混じりに指摘した。

 この発言は12日バンコクのサナームルワンで2万人前後を集め開催されたパラン・プラチャーチョン党の立会演説会の際に、同党副党首のヨンユット・ティーラパイラット氏が他党の党首は軍側に取り入っていると指摘した上で、パラン・プラチャーチョン党のみが一貫して独裁政権に取り入ってきたと発言した事を受けたもので、アロンゴン副党首は、過去に幾度となく独裁政権側に付き一度たりとも民主主義奪還の動きに関わった事が無いサマック党首に誰が最も独裁政権の美味しい水にありついてきたか質問した上で他党を非難するべきであると皮肉った。

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大物日和見政治家、次期首相就任の用意はある

 プラチャラート党副党首のゴン・タップパランシー氏は13日、要請があれば次期首相に就任する用意があるとした上で、次期総選挙での民主党との共闘に強い意欲を見せた。

 この発言に先立つ12日、プラチャラート党のサノ党首が自党からはゴン氏を首相候補として擁立する方針を明らかにすると共に、元党最高顧問のプラチャイ・リヤオパイラット氏の党首就任が内定しているマッチマーティパッタイ党を含む各政治勢力との連立政権樹立に意欲を見せていた。

 党首だったチャート・パッタナー党から離脱しタイ・ラック・タイ党に合流、その後第二次タクシン政権末期に党から冷遇され党を離脱し、一時政界引退状況にあったことでも知られ、またチャーッチャーイ元首相の甥としても知られるゴン氏は、個人的には首相の職に就くことを期待していないとしたものの、国民からの支持により議会内で最大議席を確保した場合には首相に就任する心構えは出来ているとした。

 また、総選挙後の予想獲得議席数に関しては、まだ選挙区・比例代表区における擁立候補が明確になっていない現状では予測不可能であるとしたが、民主党とは良きパートナーとして次期総選挙で共闘していけるとした。

 一方、プラチャラート党への合流も噂されているチャワリット元首相は13日、あらためて国益追求を基本に置く政党へ変革させる事ができないパラン・プラチャーチョン党への合流の可能性を強く否定した上で、国民の考えを吸収し政治活動を再開するべきか否か判断した後に小政党へ合流する、ないしは小政党を結党する形で次期総選挙に出馬したいとの意向を示した。

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2007年10月13日

11県内で施行されている戒厳令の解除及び3県内での再施行を決定

 国家安全保障会議は12日、現在戒厳令が施行されている35県の内11県に対して施行を解除する方針を決定した上で、新たに3県に対して戒厳令を再施行する方針を決定した。

 ソンティ副首相を議長として開かれた12日の会議で解除が決定されたのは、プラヂュアップキーリーカン、ペーチャブリー、ラーチャブリー、コーンゲーン、チャイヤプーム、ナコンラーチャシマー、マハーサーラカーム、ローイエット、ガムペーンペート、ノーンブワラムプー、ウドンターニーの11県で、また再施行が決定されたのはノーンカーイ、ナコンパノム、ムクダハーンの3県。また旧タイ・ラック・タイ党の影響力が強いとされるチェンマイ県及びブリラム県は何れも解除の対象外。 

 尚、新たに施行が決定された3県を含む戒厳令の施行が継続される27県が何れも旧タイ・ラック・タイ党の影響力が強い県であると指摘されている事に対して、ソンティ議長側は何れの県も麻薬取締上重要な県であると説明するに留めている。

 また、昨日の会議では現在ソンクラー県の一部郡を含む南部国境三県域に施行されている非常事態宣言の向こう90日間の施行期間延長が決定されている。

 何れの決定も16日に開かれる閣議で協議される予定。

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2007年10月12日

前首相、政府と立法議会の対立に強い憂慮

 タクシン前首相の法律顧問であるノパドン・パッタマ氏(パラン・プラチャーチョン党副幹事長)は11日、タクシン前首相が国家立法議会内で現在行われている首相・政府の道義的問題を問う決議案審議(不信任決議案審議)で顕著になっている政府と議会との対立による国家への影響に強い憂慮を表明していた事を明らかにした。

 ノパドン氏によると、タクシン前首相は現在顕著になっている政治家、官僚及び国民の道議的意識推進臨時委員会委員長のプラソン・スンシリ空軍少将とスラユット首相との対立は私怨に由来するもので、とりたてて強い関心を持って動向を追っかけるべき性質のものでは無いとの心証を持っているものの、この無意味な内部抗争によってもたらされる国家イメージや経済への影響、更には民主主義復帰の前提となる総選挙日程への影響に対して強い懸念を表明していたという。

 その際タクシン前首相は、軍の一言が全てで、発言次第では牢屋送りも有り得るような軍事政権下に於いて国民に対して真相を見極める機会を与えた点では、現在行われている審議を評価できると皮肉った上で、議会側は人前でKOされるボクサーになる事無く本気を出して政府に対する監視機能を発揮する事が重要であると語っていたという。

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2007年10月10日

スラユット首相、ティーラパット首相府大臣に不信任審議の答弁を一任

 スラユット首相は9日、10日から国家立法議会で開かれる政府の道義的問題を問う決議案審議(不信任決議案審議)に出席するものの、自身を含む該当大臣の答弁に関しては全てティーラパット首相府大臣に一任する方針である事を明らかにした。

 首相によると、審議の主テーマとなっている閣僚による5%超の民間企業株式所有問題を始めとする審理対象となっている問題に絡んでいないティーラパット首相府大臣が答弁者として適任なのだという。

 また、自身に持たれているカーオヤイ国立公園の国有地不正収容疑惑に関しては、審議を妨害する意向は無く、また要請があれば喜んで現地調査に応じるとした。

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プラソン委員長、首相との論戦の場を不信任決議案審議の場に

 国家立法議会内で首相・内閣に対する不信任決議案審議に向けた準備を進めている政治家、官僚及び国民の道議的意識推進臨時委員会委員長のプラソン・スンシリ空軍少将(元憲法起草作業委員会委員長)は9日、スラユット首相との舌戦に終止符を打ち、10日から国家立法議会で行われる首相・内閣不信任決議案審議に論戦の場を移す意向を明らかにした。

 また、ソンティ副首相が両者の仲介役を買って出ている事に関しては、既に国家安全保障評議会議長ではなく閣僚になった人物による仲介は、不信任決議案審議を進めようとしている国家立法議会に対する政府による干渉行為に為り得るとして拒絶するとし、また両者間の問題はプレーム枢密院評議会議長が仲介に乗り出すべき性質のものでは無いとした。

 一方、プラソン委員長は、反タクシン派の東北地方救国ネットワークから国家警察本部に対して捜査・処分願いが提出されているスラユット首相のカーオヤイ国立公園内にある別邸の国有地不正収容疑惑を10日から始まる不信任決議案審議の場で追及する方針を再確認した。

 同委員長によると、委員会内で行われた調査結果により、スラユット首相の不正を充分に追及する事ができる自信があるという。

参考
プラソン空軍少将、首相が断ったとされる「依頼」内容の詳細を明らかにするべき
プレーム議長から薫陶を受けた者としてプラソン空軍少将との関係改善に努める

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2007年10月09日

プレーム議長から薫陶を受けた者としてプラソン空軍少将との関係改善に努める

 首相・内閣に対する不信任決議案審議の準備を進めている国家立法議会議員のプラソン・スンシリ空軍少将との間で対立が伝えられているスラユット首相(兼内務大臣)は8日午後、現枢密院評議会議長のプレーム・ティンスラーノン大将から薫陶を受けた軍の将校同士という立場で話し合いによる関係改善に務める意向を明らかにした。しかし、公開の場での二者間協議を行う可能性は否定した。

 発言の中で、スラユット首相は、政治に関与するべき立場に無いプレーム議長に関係改善の為の仲介役を要請する考えが無い事を強調した上で、自らが直接プラソン空軍少将と話し合い雪解けに努めるとした。

 尚、陸軍司令官時代に道義的な信念と相容れないとして断ったとされるプラソン空軍少将からの依頼の内容に関しては、対立を煽りたくないとして明らかにしなかった。また、クーデターへの協力依頼があったとの憶測が広がっている事に関しては、その様な事をメディアに対して語った事は一度も無いと語り一笑に伏し、またプラソン空軍少将がスラユット首相から過去に陸軍司令官ポストに就くことが出来るようロビーの依頼を受けていたと発言した事に関しても否定した。

* 報道により依頼を受けた時期を国軍司令官時代とするものと陸軍司令官時代とするものがありましたが、スラユット首相の8日の発言を見る限りは実際には陸軍司令官時代に依頼を受けていたようです。

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プラソン空軍少将、首相が断ったとされる「依頼」内容の詳細を明らかにするべき

 国家立法議会内で首相・内閣に対する不信任決議案審議に向けた準備を進めている政治家、官僚及び国民の道議的意識推進臨時委員会委員長のプラソン・スンシリ空軍少将(元憲法起草作業委員会委員長)は8日午前、スラユット首相に対して「道義的な信念に相容れないとして断った」とされる依頼の内容に関して明確に説明するべきであると指摘した。

 これは、6日に放送されたインタビュー形式で進行する定例政見放送の中で、スラユット首相降ろしの動きがある事に関して質問を受けた際にスラユット首相が、自身が国軍最高司令官(報道により陸軍司令官とするものもある)だった時代にプラソン少将からの「ある依頼」を道義的な信念に相容れないとして断った事に対する私怨を晴らすために辞任圧力をかけているのであろうと発言した事に対してなされた発言で、プラソン空軍少将は、公共の電波を利用して私益の為に他人を陥れるような思わせぶりな発言をしたスラユット首相を未熟者であると切り捨てた上で、自身からあったとされる依頼の内容に関して具体的な説明が同首相側から為されない限り、先の発言は不信任決議案審議の準備を進めている自身の信用失墜を狙った発言であったと考えざるを得ないと指摘した。

 その上で、プラソン空軍少将は、現在準備が進められている不信任決議案審議は、国内情勢を煽動したり総選挙の実施期日を先延ばしにする事を意図したものではなく、あくまで国民の税金から報酬を受けている国家立法議会議員として国益の為に取り組んでいるもので、仮に同様に国民の税金から報酬を受けている内閣が任務を充分に全うしていなければ不信任決議審理の対象になるのは当然のことであり、また総選挙の実施期日を遅らせる事が(自身が制定に関与した)憲法の精神に反している事も充分に承知していると語った。

 一方、民主党のアピシット党首は自身が開設するサイトの中で、国内情勢を煽動し経済に暗い影を落とす恐れがあるとして、総選挙実施を先延ばしさせる動きを早急に中止するべきであると訴えた上で、かかる動きは発効後90日以内に総選挙を実施すべしとする憲法の条文に反しているだけでなく、憲法そのものを改訂しようとする動きにも繋がり得ると指摘した。

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2007年10月08日

チャルゥム警察大尉がパラン・プラチャーチョン党へ合流

 新選択肢党を率いるチャルゥム・ユーバムルン警察大尉を始めとする同党党員が、8日にパラン・プラチャーチョン党へ合流する事が明らかになった。

 先に同警察大尉は、党員全員の受け入れを条件にパラン・プラチャーチョン党へ合流する事も有り得ると発言していた。

 尚、第三勢力の統合を目指した仲介役に徹すると発言していた、これまでチャルゥム警察大尉と行動を共にすると見られていたチャワリット元首相が追随するかに関しては不明。

参考
あのチャルゥム警察大尉がパラン党に合流?
チャワリット元首相、サノ氏勢力とソムキット氏勢力を結びつける仲介役に徹する
チャルゥム警察大尉、他政党・会派への合流の可能性を否定

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